フロム『愛するということ』の読書会にご招待したい件
こんにちは。
タイトル通りなのですが、2月に読書会をしようかと思いまして。
メンバーシップのみなさまは無料でご招待したい次第ですので、日程の都合がつくようでしたら、ぜひご参加くださいませ~。
読書会は4年前とか……離婚前にやっていたのですが、離婚後は忙しくてできていませんでした。
私のする読書会は、どちらかというとアカデミックな本を取り扱うことが多いです。
プラトンとかシェイクスピアでやっていました。
この辺りの作品は突然本を買って読んでも、なかなか理解できないところがあるのではないかと想像します。
シェイクスピアは戯曲なので文体が脚本になっているし、プラトンは哲学書なので読みなれていない場合に、『はっ?』ってなるかな、と。
だけど、すごく普遍的なことが書いてあって素晴らしいのですよね。
2000年前も人間は同じような葛藤を持ち、500年前も同じ文脈で恋をしていたのかと想像すると、
それだけで尊さを感じるし、
こういう名著が1,000円程度で、現代の日本語で読めるというのは、本当にすごいことだなって感動します。
今回、読書会をやろうと思ったのはフロムの『愛するということ』です。
フロムは大学時代にめっちゃ好きだった「倫理学」の授業で知った人です。『自由からの逃走』という作品で知りました。
「人は自由過ぎるとそこから逃走したくなる」という心理を指摘したようです。
この倫理学は必修でなく一般教養だったので、誰も授業を聞いてなかったのですが、私はすごく好きで一番前でずっと話を聞いていて、テストの時には溢れんばかりの回答を書きたくて「先生、解答用紙が足りません!」と言ったら、「えっ、そんなに書きたいの?」って先生に引かれた感じでした。
(先生も読むのが面倒くさかったことでしょう)
そのくらい、すばらしい授業でした。
サルトルとボーヴォワールの存在を知ったのもこの授業の影響が大きかったのです。
ボーヴォワールってフェミニズムの権化の女性!
『女性は女性に作られる』で有名な人。
社会や男性が女性を作るのだというジェンダー的な女性性を指摘しました。
サルトルとボーヴォワールって結婚しなかったのですが、それが「結婚すると女性は解放されないから!」っていう考えのもとで結婚しなかったそうなのです。今から100年くらい前に、自立を模索した女性の姿がカッコイイし、そのボーボワールを愛したサルトルもカッコイイなって思います。
ちょうど、ボーヴォワールの切り抜きがありました。
この刺激的なコトバの引用元がこちらです。
こういう女性がいて、
こういう女性が自由を貫いたことで、
そしてこういう女性を肯定した男性がいて、
今の社会があるのだなって思うと、やっぱり感謝が溢れます。
私の母もずっと仕事をしていたし、
私の父は「女性も自立しなさい」と言い続けた人なので、
結局のところ、サルトルとボーヴォワールに両親を感じるのかも知れません。
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