母の月

昨年の夏、私と一緒に部屋の中に迷い込んでしまったセミを外に出してあげるのに一苦労しました。

ムシが得意な方からしたら呆れるエピソードかもしれませんがお付き合いください。

アルバイトから帰ってきて、玄関で一息ついた途端、

「ジリジリー」

と聞こえて、驚きのあまり部屋の奥まで土足で全力ダッシュ...

セミの方が驚いたかもしれないですよね(笑)

そこから、母親に半泣き状態で電話をしたけれど、どうしてもらうこともできないので、私はただ電話をつなぎながらセミとにらめっこしていました。

相当な時間が経過していたと思われます。

一人で何とかしないといけないと思い、バケツと古紙を使ってセミを驚かせないようにゆっくりと外へ移動させました。

セミは無事に部屋を脱出していきました。

一人暮らしをしてから、今まで如何に家族に頼ってきたか、守られていたかということをしみじみと感じている日々であります。

母の日は過ぎましたけれど、母の月ということで、改めて母の偉大さを知り感謝したいと思います。

「お母さん、いつもありがとう。」