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「BOOK LOVER'S HOLIDAY はたらくの現在地 by サイボウズ式ブックス」に参加します

2024年9月7日(土)に「BOOK LOVER'S HOLIDAY はたらくの現在地 by サイボウズ式ブックス」が開催されます。本を通して自分自身の「はたらく」を問い直すというこのイベントに参加させていただくことになりました。

会場は下北沢のBONUS TRACK。出版社・書店・印刷会社、あわせて14店舗による「はたらく」をテーマにしたブックマーケットも開催されるそうです。

私はこちらのトークイベントに出ます。『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が売れすぎである文芸評論家の三宅香帆さんと「はたらく」をテーマにしたお互いの本や働き方についてしゃべります。無料だけど先着30名なのでこちらからご予約ください。

三宅香帆さんの売れすぎている新書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を事前に読んでこられるとなお面白いかと思います。労働史と読書史をふたつ隣に置いて、働くことと本を読むことが、日本人のなかでどのように両立してきたのかを追っていく構成になっている本書、本好きにはたまらない一冊になるはず。

さてさて、告知が終わったので、あとは雑談です。

私は働くことに関する本が大好きです。なのですが、出版業界にはそう言うジャンルに興味を持つ人が少ない。純文学などで労働をちょっと斜めに描いたファインアート的な作品を読むならいいけど、ビジネス書はちょっと……という人が多いように思います。基本的に出版業界のひとたち、働くのが好きなんですけどね。でもそれを(とくに資本主義と肯定的に結びつけられた形で)考えていくのはあまり好きではなさそう。なんでそうなんかという問いの答えはまさに『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』のなかに見つけることができるのですが、そんなこんなんでいつか働くことに関する本を集めたイベントを主催してみたいと思っていたのでした。でもそんなバイタリティはない!

……と思っていたところ、なんと働くことについて考え続けてきた企業・サイボウズが主催してくれるというのではないですか。なので個人的にとても楽しみにしているイベントです。

ご興味のある方はぜひいらしてみてください。ちなみに当日の会場では本の物販もされます。売り子になってくれるのは、私の初めての同人誌即売会でスーパー売り子を勤めてくれた編集者さんですよー!