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『わたし、定時で帰ります。』が台湾で翻訳出版されました。『我要準時下班!』

このたび『わたし、定時で帰ります。』が台湾で翻訳出版されることになりました。あちらでのタイトルは『我要準時下班!』。「!」に強い意思が感じられていいですね。

我要準時下班!(日劇《我要準時下班》原著小說)

カバーデザインは上のサイトで見られます。シルエットになった結衣がかっこいい! 台湾はハイセンスですね。

あちらでは小説よりも先にドラマが放送されており、好評だったおかげで翻訳本もびっくりする速さでの刊行となりました。カバー裏にはわた定ドラマ推しの台湾の著名人の方々のお名前があります。「通勤時に読むのに最適」という文字も帯に入っています。そういうシチュエーションで読んでほしくて書いたので嬉しいです。

今、中国や台湾や韓国では、お仕事小説が売れているそうです。同じ出版社からはこんな本も売り出し中。

職場會傷人:本該施展抱負的職場,為何讓人身心俱疲?

台湾にも「何のために働いているのか?」を考えている人がきっとたくさんいるのでしょう。ドラマ放送中、日本で出たドラマ評の一つに「現在の若者が関心を持つのは、恋愛でも家族でもなく労働なのだ」と書かれていたのが印象的でしたが、他国の若者もそうなのかもしれません。

「わたし、定時で帰ります」が中国で共感呼ぶ事情

安心して働ける環境がなければ、恋愛にしたり、家庭を築いたりもできないですものね。ちなみに国は違って若者が抱えている悩みは同じなのでしょう。

一人じゃないよ、という思いをこの小説が海を越えて届けてくれますように。結衣、いってらっしゃい!