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教育費「課金」は、親の"推し活"

中学受験、いったい何万円お金を使っただろうか。
子育てはお金がかかる。でも、よく考えると、そんなにお金かけなくても、子どもは育つ、はずだ。
ここは日本、公立の小学校や中学校は、ほぼお金はいらない。月に数千円で、修学旅行にも行ける。
それなのに、そうはできない。親が我慢できない。いろいろやらせたくなる。ピアノ、バレイ、スイミング、サッカー、英語、プログラミング、塾、家庭教師、どんどん習い事が増える。あれがいいかも、これもいいかも、とわが子のために課金する。
中学受験はまさに課金ゲーム。進学塾に通い、夏期講習も受け、個別指導も追加する、子ども本人のやる気は置き去りで、親が不安で課金を続ける。
私も、恥ずかしながら、子ども置き去りで課金した親だ。
でも、この間、ある相談者が、高校生のお子さんの教育費に、あと2000万必要だとおっしゃって、なんでそんなに必要なのか聞いてみたら、「うちの子の夢はパイロットなんです。その夢を叶えてやるには、2000万必要で」と。ちょっとはにかみながら、嬉しそうに話してくださったのが、とても印象的だった。65まで夫婦で共働きで頑張るから、大丈夫でしょうか?との相談。そのご相談者さんが、「子どもの教育、夢の応援は私の趣味なの。いわゆる推し活なのよ」と笑顔で教えてくださった。とっても素敵だなぁ、と思った。自分の子を、推し活!その発想はとても愛がある。心からわが子を応援していて、それが、嬉しいって、なんて素敵。
私も、そう思うことにした。子どもの気持ちをちゃんと汲んだ上で、課金して応援するのは、お互いにとっていいことだ。心から応援したいぶーに、課金をして、それで、ぶーがやりたいことやれれば、私も幸せだ。他の誰かに課金するより、私にとっては価値がある。これからはもっと堂々と課金して、その分しっかり働こうと思う。

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