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ぶーの衝撃の告白

塾帰りなのか、テキストなどが入った重そうなリュックを背負って電車に乗ってる小学生らしい男の子を見かけ、
「ぶーも、去年の夏はあんなだったね、よく頑張ったよね」とぶーに言ったら、

「いやぁー、オレはぼーっとしてただけだけどね」

「エッ?」

「お母さん、もう受かったし、今だから言うけどさ、塾では、オレ、ぼーっとしてたんだ。疲れたらトイレに行って、10分ぐらい休憩してた、それで、教室戻って、先生の話もわからないし、終わるまでまたぼーっと座ってただけ」

と。

はぁ⁉️
なんだってー‼️

「じゃあ、どこで受験勉強したの?」
と聞くと、

「家とまー先生とこ」

「なら、塾、行かなくてよかったの?」

「まぁ、友達いたし楽しかったよ、それに、組み分けテストとかのときはちゃんと勉強したし」

ということらしい。
言いたくないけど、塾に払ってた年間100万以上のお金は、
ただの私の安心料みたいなものだったのか。

愚痴る私にママ友は、
「でも、教室にいたら、耳から入ってくるし、授業中に小テストもあったから、少しは勉強もしてたんだよ!」
と。

確かに、塾に全く行かないよりは、少しは役立ったと思うしかないが。

そして、今、学校の授業はぼーっとしてないのか、とても不安になり、聞いてみたら、

「さすがにぼーっとしてないよ。たまに、ぼーっとしてることもあるけど、まぁまぁ聞いてる」

まぁまぁって⁉️
はぁーため息しか出ない

この先も心配だ。
が、一歩下がってみると、
ぶーに中学受験は早すぎたんだと思う。
幼すぎて、
行きたい学校に行くために勉強すべきだけど、
今、勉強したくない、その気持ちが勝ってたんだと。
先のことより、今が全て。
そのぶーが、少し成長して、嫌だけど、勉強もしなきゃ、が、時々、実行できるようになってきた、ということだろう。

勉強に向き合うには、やはり心の成長が必要なんだと思う。
塾の授業もちゃんと聞いてたら、と思うのはやめて、、、
あのとき、あのぶーで、精一杯の頑張りで、届いた志望校、
ここが、今、最も相応しい場所だと思う。

中学受験で、大手進学塾!
それが子どもに向いているかどうか、
よく見極める必要がある。
振り返って、反省も踏まえて、おススメは、
4年生で、大手進学塾に入塾し、
まず、あってるかどうか観察する。
あってるなら、そのままで大丈夫。
集団塾では、勉強できてない様子なら、
5年生で、大手進学塾に通いつつ、面倒見の良さそうな中小塾や個別塾を体験しながら、合いそうなところを探す。
見つかれば、転塾する。
それで、順調に行けてればそのままで。
6年生の秋からは、弱点と過去問中心に対策していくことになる。
なので、ここからは、個別や家庭教師に切り替え、外部からでも受けられる模試を受けていき、対策していく、
このプランが良さそうだ。

ぶーは、ほぼほぼ6年秋以降の勉強だけで、中学受験を乗り切ったようだ。
まー先生指導のもと、過去問をやる学校とその順番を決めてもらい、
過去問の直しを家庭教師の大学生のお兄さんに見てもらい、
まー先生に、過去問の出来を見ながら、弱点強化と、得意の強化を両方すすめてもらった。
その間も、大手進学塾も併用してたが、きっと塾の授業は、ぶーにとっては休憩タイムだったのだろう(笑)

進学塾の冬休みのお正月特訓もパスして、まー先生の指導を優先したのが、ぶーにとっては良かったと思う。

中学受験前の夏休みの夏期講習、夏季特訓が終わった受験生のママ、
ここからどうしたらいいか迷うことも多くなるが、
子どもを観察して、どうするのがより良さそうか、ぜひ、冷静に考えてみてほしい。進学塾のカリキュラムが全てではない、それはもう十分これまでの結果でわかるはず。

去年の私に、今の私なら、進学塾はここで辞めて🆗と言える、
が、去年は全部捨てられなかった。
それにぶーが体力があったから、よく対応してくれてたと思う。

子どもは成長する、
でもそのスピードやタイミングは、それぞれ違う。
だから、今はどうか、で見てあげて、親にできる最善のサポートをするしかない、
それが、健全な中学受験の在り方だと思う。

受験生とそのママさん、パパさん、深呼吸して、自分らしさを大切にしてくださいね。

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