こびり付いてくる秋。

秋の訪れは何だろう
気がついたら朝晩ひんやりとし
空気はたちまち乾燥しはじめた
長袖の日もあれば
半袖の日もある

衣替えをすると
大量にほこりが出る
私には誇るものなど何もない
くしゃみと鼻水は
マスクを2枚つけて
回避する
半日かけて終えたそれは
妙な達成感とともに
どうしようもない
虚無感にも似た疲れが
体から湧き出る

全てを忘れようとゲームをした
インターネットで繋がるそれは
その場にたった1人だとしても
寂しさを感じない
窓を開けると
喧騒とともにすてきな風が
流れてくる
爽やかなそれは
私にあなたを無理やりくっつける

深刻な違和感はやがて
触れてはいけないものに変わる
秋のいたずら
そう言ってあなたは
私にまとわりついた
剥がしても剥がしても
キリがない
僕はあなたのこと
ずっと奥まで知ってるのと
彼ははそう呟いた

私は己の血が滲むまで
あなたと離れたいと願う
あなたの事はちっとも好きじゃないと
車の中で
ベットの中で告げても
ずっとそこにいるわと
しばらく退かない

私は寂しくないの
子どもたちもいるし
夫もいる
そう伝えるとあなたは
「でもアナタもいつも私に触れるじゃない」
と上目遣いにいう
一緒になる運命。
そうアナタは
当たり前のようにつぶやく
私はアナタに触れるをやめた。

鼻血が出るほど激しい日もあった
ある時のアナタはとても大きくて
あっ、と声にだしたこともあったね

もうアナタとは触れないと誓う
あの日のことはもう忘れたわ
ごめんね、愛してなくて。
ちっとも愛してなくて
サヨナラ、サヨナラ。

この時期になると、毎回どうしようもなく鼻くそが生成され、こまめにとればとるほど鼻の粘膜が傷つき、余計鼻くそが生成されるという地獄ループになります。
マジで離れたいですし、いま左鼻にある巨大鼻くそをとったらどうなるんだろうと妄想する日々です(多分鼻血で悲惨になる)

あっ、ちなみに写真はその辺に生えてたキノコです。何キノコかわかる方は教えてください。