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海洋プラスチックをアップサイクルすること

カエルデザインでは、障がいを持つ人の就労支援施設とパートナーシップを組んで、海岸のマイクロプラスチックなどのプラスチックごみを回収、加工してアップサイクルのアクセサリーブランドを企画し、現在、販売に向けて試作中です。

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プラスチックゴミが原料のアクセサリーなんて、誰が買うんだろう?
そう思う人もいると思います。

アクセサリーって、貴重な貴金属や宝石を使って、美しく光り輝くもの。

材料がゴミだなんて・・・・

そうですよね。そう思われる人がいても当然。価値観は人それぞれです。

確かに材料はプラスチックゴミです。でも、それを作って、買って、海に流してしまったのは、私たち人間です。

ゴミとなってしまったプラスチックは、海に流れ出して、波と太陽の力で砕かれ、小さくなって、それを魚や貝や海鳥たちが餌と間違えて食べてしまいます。

そして中には死んでしまう生き物たちもいます。

細かくなって海岸に流れ着いたプラスチックは小さなものはマイクロプラスチックと呼ばれ、海岸に行くと無数に見つかります。

何気なく海辺を歩いていても気が付かないかも知れませんが、しゃがんで良く目を凝らして見ると、あちこちに無限に見つかります。

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プラスチックゴミは、カラフルでキレイです。

皆さん、ビーチグラス、シーグラスはご存知か?

ゴミとして海に流れ出たガラス瓶が割れて波と砂で摩耗して小さくなったガラス片。
ビーチグラスはとてもキレイで子供たちだけでなく大人も探して集めたりします。
ビーチグラスをアクセサリーに加工している人も多くいます。

同じ海のゴミでも、ガラスは大事にされて、プラスチックは忌み嫌われる。
人間ってなんて身勝手なんでしょう。

私たちは、そんな嫌われ者のプラスチックごみを加工して、新たな命を吹き込みたい。

様々な障がいを持つ人たちが海岸でプラスチックゴミを回収し、加工し、アップサイクルすることで、障がいがあっても稼ぐ。自立する道を求める。

SDGsが目標とする「誰一人取り残さない」社会を目指して。

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