カエルデザイン

マイクロプラスチックなどの海洋プラスチックのアップサイクルと障がい者の自立を目指したエシカルでソーシャルなブランドを目指しています。 https://kaerudesign.net/

カエルデザイン

マイクロプラスチックなどの海洋プラスチックのアップサイクルと障がい者の自立を目指したエシカルでソーシャルなブランドを目指しています。 https://kaerudesign.net/

最近の記事

カエルデザイン 始まりの記

カエルデザインと言うブランドがなぜ生まれたのか? ホームページに記載する前に記憶を辿ってざっくりと書いてみる。 温暖化で水没していく国で 僕が環境問題に関心を持つようになったのは、今から30年以上前、ODA(政府の開発援助)プロジェクトでインド洋の島国、モルディブに滞在したのがきっかけだった。当時、今ほど地球温暖化が深刻視されていなかったが、1000以上もの島々からなるモルディブの最高海抜1.8メートルの美しい島国は、地球温暖化による海面上昇で将来水没するのではないかと言

    • 僕たちは、海洋プラスチックを拾い、アップサイクルする

      今日、喜界島でクリーンビーチ&マイクロプラスチックセミナーが開催され、回収していただいたプラスチックをカエルデザインに送っていただいてアクセサリーにアップサイクルさせていただきます。 僕は今日は朝から、カエルデザインのアクセサリーデザイナー川﨑さんといつもの海岸にマイクロプラスチックを拾いに行って来ました。 僕らがやっているアップサイクルのアクセサリー作りって、冷暖房の効いた部屋の中でコツコツ楽しく作りましょうって言うだけでなく、 こうして砂浜に這いつくばってプラスチッ

      • 絶望しているだけでは何も変わらない。

        1月初めの台風並の強風で石川の千里浜のゴミが大変だという記事を読んで、おそらく金沢の専光寺浜もと思い、今朝行ってみると、想像以上だった。 見渡す限りのゴミの山。木材ゴミの他、多くのプラスチックゴミ。 このゴミのうちいくらかは日本海の対岸、外国由来や海上で漁船から投棄されたモノかも知れないが、ほとんどは金沢市民が出したゴミ。 山間部で廃棄されたか不法投棄されたゴミ、街なかで捨てられたゴミ、ごみステーションから風に飛ばされたゴミが側溝や用水から犀川に流れ込み、犀川河口から海

        • 一緒に物語を編む

          茅ヶ崎0467さんがカエルデザインのコンセプトに共感してくださり昨年12月に茅ヶ崎で開催していただいたマイクロプラスチックWeek。 茅ヶ崎の約20のお店などがマイクロプラスチック回収ボックスの設置に協力していただき、茅ヶ崎市民の方々がマイクロプラスチックを集めてくださいました。 その約3キロの茅ヶ崎産プラスチックがカエルデザインに届きました。 今からこのプラスチックをアクセサリーなどにアップサイクルしていき、茅ヶ崎に届けます。 ブランドや商品の背景にある物語が大事だ

          知ることと見えること

          もうすぐ茅ヶ崎からマイクロプラスチックが届く。 続いて、喜界島からも。 一昨年、喜界島に行った時にはマイクロプラスチックには気が付かなかった。 間違いなくあったのだと思う。 視界には入っていたのだと思う。 でもマイクロプラスチックという名前、存在を一昨年の夏はまだ知らなかった。 人は往々にして知らないものは見えないものだ。 網膜はその姿を捉えていても脳が認知しない。 まだ青という言葉を知らない赤ちゃんが、青い空や青い海を見た時に、赤ちゃんの網膜は青い色の波長を受け

          知ることと見えること

          世界を変える(カエル)のは私たち一人ひとり

          世界を変えるはじめかた。 昨年末に発売されたFRaUの最新号は1冊まるごとSDGs特集。 表紙は一昨年のSDGs特集に続いて綾瀬はるかさん。 まだ最初の方しか読んでいないけど、刺さったのは霊長類学者 ジェーン・グトールの言葉 ________________ あなたたち一人ひとりが主役なのです。 あなたたち一人ひとりが世界を変えるんです。 人間の営みがどれほと、環境や社会を傷つけてきたのかを、 もうみんな知っています。 そして、何が正しく、何が間違っているか、 何を成すべ

          世界を変える(カエル)のは私たち一人ひとり

          海洋プラスチックをアップサイクルしたらこんなに美しく

          金沢の海岸で、様々な障がいを持つ人たちと一緒に回収した様々な色の海洋プラスチック(ゴミ)を、洗浄して(排水を汚さないように重曹で)、分別して、カットして、ブレンドして、溶かして、板にして、またカットして、コーティングすると、こんなに美しい、まるで宝石のような、大理石のような素敵なアクセサリーに変身するのです。 海を守ることで、障害があっても稼ぐを実現する。 捨てられていたプラスチックゴミに命を吹き込んでアクセサリーに変える(カエル)。 障害を持つ人たちの未来を自らの力で

          海洋プラスチックをアップサイクルしたらこんなに美しく

          エシカルファッションショーへカエルデザインのアクセサリーを

          11月16日に法政大学で行われる、世界こどもの日ユース・フェスティバルの一環として、エシカルペイフォワードさんが開催されるエシカルファッションショーで使っていただくアクセサリーをようやく発送しました。 ショーで目立つように、ちょっと大き目のサイズのものばかり。 洋服とのマッチングもあるので、どれを使っていただけるかわかりませんが、お時間のある方は、ぜひおでかけください。 11月16日(土) 14:30~15:00 東京千代田区の法政大学校舎内

          エシカルファッションショーへカエルデザインのアクセサリーを

          マイクロプラスチックアクセサリーの試作が続きます

          カエルデザインは、様々な障がいを持つ人たちとともに、マイクロプラスチックなどの海洋プラスチックを回収し、アクセサリーに加工する、アップサイクルブランドです。 アクセサリーの売り上げの一部は、散乱ごみの調査やクリーンアップを通じて海や川の環境保全を行っている非営利の環境NGO、一般社団法人JEANに寄付する予定です。 現在、11月中の発売に向けてイヤリング、ピアスなどの商品の試作を続けています。 このイヤリングは、金沢の犀川河口近くの専光寺浜で回収したマイクロプラスチックと金

          マイクロプラスチックアクセサリーの試作が続きます

          海岸でプラスチックゴミを拾うことの意味。

          海岸に行って、プラスチックゴミを回収する。拾っても拾っても減らない気がする。 ちょっとは減ったかなと思っても、翌週行くとまた大量のプラスチックゴミ。 絶望的な気分になることもある。海岸のプラスチックゴミは多少は減らせても、海水中の、海底のプラスチックゴミ、マイクロプラスチックは僕たちには回収する術がない。 でも、研究によると海岸のプラスチックゴミを拾うことは、海中、海底のマイクロプラスチックをこれ以上増やさないためには大きな意味があるらしい。 これまでに海に流れ出た海洋プ

          海岸でプラスチックゴミを拾うことの意味。

          海洋プラスチックをアップサイクルすること

          カエルデザインでは、障がいを持つ人の就労支援施設とパートナーシップを組んで、海岸のマイクロプラスチックなどのプラスチックごみを回収、加工してアップサイクルのアクセサリーブランドを企画し、現在、販売に向けて試作中です。 プラスチックゴミが原料のアクセサリーなんて、誰が買うんだろう? そう思う人もいると思います。 アクセサリーって、貴重な貴金属や宝石を使って、美しく光り輝くもの。 材料がゴミだなんて・・・・ そうですよね。そう思われる人がいても当然。価値観は人それぞれです

          海洋プラスチックをアップサイクルすること

          プラスチックが泳ぐ水族館

          おすすめ記事で表示されたイノカさんの投稿。 プラスチックしか泳いでいない、未来の水族館。 子供たちが正体された水族館で見たものは、魚の代わりに漂うレジ袋やペットボトル。 その衝撃は相当なものだろう。それを見た子供たちは、安易に使い捨てプラスチック製品を手に取らないだろうし、もちろん捨てないだろう。 s2050年には海の生き物より、海に流れ込んだプラスチックの量が多くなると言われていて、それが何を意味するのか・・・・ 魚、貝、亀、海鳥、イルカ、クジラ。いろんな海の生き

          プラスチックが泳ぐ水族館

          海洋に流出したプラごみの総量は,推定2億5000万トン

          海岸で1人が手作業で1時間に拾えるマイクロプラスチックの量はせいぜい100グラムとか多くて200グラムほどでしょうか。 10人で1時間かけて1キロから2キロが限界だと思います。 仮に10人が1日8時間、年間200日かけると、 1600キロから最大3200キロ! では 1950年頃から海に流れ込み,海洋に蓄積したプラスチックの量はどのくらいか。 1950年以来、現在までのプラスチックの推定生産量は83億トン。 生産されたプラスチックごみが海に漏れ出す率はおよそ3%と

          海洋に流出したプラごみの総量は,推定2億5000万トン

          カエルデザインとは何だ?

          カエルデザインは障がいを持つ人たちをパートナーに、マイクロプラスチックなど海岸に流れ着いたプラスチックゴミを回収し、アクセサリーなどに加工するアップサイクルブランドです。 カエルデザイン チーム ・クリエイティブディレクター 高柳豊 ・アートディレクター 井上和真(Shake Design) ・アクセサリーデザイナー 川﨑朱美子 ●メインパートナー 就労継続支援A型事業所 リハビリ型就労スペース「リハス」(株式会社クリエイターズ) カエルデザインの由来古代エジプトでは、

          カエルデザインとは何だ?