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僕たちは、海洋プラスチックを拾い、アップサイクルする

今日、喜界島でクリーンビーチ&マイクロプラスチックセミナーが開催され、回収していただいたプラスチックをカエルデザインに送っていただいてアクセサリーにアップサイクルさせていただきます。

僕は今日は朝から、カエルデザインのアクセサリーデザイナー川﨑さんといつもの海岸にマイクロプラスチックを拾いに行って来ました。

僕らがやっているアップサイクルのアクセサリー作りって、冷暖房の効いた部屋の中でコツコツ楽しく作りましょうって言うだけでなく、

こうして砂浜に這いつくばってプラスチック集めて、分別して洗って、、、、 夏の暑い日には汗だくになるし、臭いし
今日みたいな寒い日には鼻水が垂れるし

ペットボトルも一緒に回収した時は、中身を捨てようと開けたらオシッコが入っていたり

そこには何の革新的な技術も、IT技術も無くて、ちっともカッコよくもおしゃれでもなくて。

それでも、自分たちの海に、海岸にこんなにプラスチックゴミがあって、それが魚や亀や海鳥やイルカやクジラの命を奪っていると言う事実を知ったら、

放って置けないでしょ。

とにかく目の前のプラスチックを拾って、それを何かゴミじゃない、必要とされるものに生まれ変わらせたい、ただそんな思いだけで。

それを、障害を持つ人と一緒にやりたい。

僕も今から20年ほど前に鬱病になって会社を辞めました。

そして今から7年ほど前に、娘が双極性障害となって学校を辞めました。

こういう心の病は遺伝の関与もあると言います。

もちろん環境も原因としてあると思います。
そんな事を思うと、娘には申し訳ないと心が痛みます。

会社や学校、組織の管理された生活、人間関係に適応できずに疲弊して、生きるのを辞めようとした人たちもいます。今もその瀬戸際で生きている人も。

僕も。

でも、こうして海岸に行って、潮風や潮の匂いや気温を全身で感じながら、

地球が壊れて行く様を目の当たりにして、人間の愚かさや、一人の人間のちっぽけなことや、無力さや、色んな事を感じながら

ちっぽけな自分でも、この地球のために、人間の未来のためにできる事があるんだって思える。

それって自分が生きる意味にもつながる。

僕自身がそう思うのです。

今は、僕たちだけでなく、茅ヶ崎や喜界島の海岸で海洋プラスチック、マイクロプラスチックを回収して金沢に送ってくださるたくさんの仲間(と言わせてください)ができました。

その仲間たちの思いも大切に、カエルデザインと言うブランドと言うか、取り組みと言うか、物語を育てていきたいと思っています。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

カエルデザイン 高柳


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