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絶望しているだけでは何も変わらない。

1月初めの台風並の強風で石川の千里浜のゴミが大変だという記事を読んで、おそらく金沢の専光寺浜もと思い、今朝行ってみると、想像以上だった。

見渡す限りのゴミの山。木材ゴミの他、多くのプラスチックゴミ。

このゴミのうちいくらかは日本海の対岸、外国由来や海上で漁船から投棄されたモノかも知れないが、ほとんどは金沢市民が出したゴミ。

山間部で廃棄されたか不法投棄されたゴミ、街なかで捨てられたゴミ、ごみステーションから風に飛ばされたゴミが側溝や用水から犀川に流れ込み、犀川河口から海に出て、波風で専光寺浜に打ち上げられる。

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木の類はやがて朽ちていくから良いのだろうが、プラスチックは太陽の紫外線と熱で脆くなり細かくなりマイクロプラスチック、ナノプラスチックとなり、風で飛ばされ海に流れ込み、魚介類を汚染し、海鳥や亀や色んな海洋生物の命を脅かす。

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そのツケは必ず人間に回ってくる。

日本人にとって、金沢人にとって、地球温暖化はまだ対岸の火事かも知れない。

温暖化ガスが増えていると言われても目に見えないし。

温暖化ガスと地球温暖化は無関係と言う科学者もいて、僕の科学の知識では正直よくわからない。

でも、
この金沢の専光寺浜の惨状、プラスチックゴミの山は目の前の逃げようのない、弁明のしようのない確かな現実だ。

この海岸にゴミを捨てたのは、僕でも僕の家族でも、僕の友人知人でもないし、これを読んでくれているあなたやあなたの家族や友人知人でも無いだろうが、間違いなく金沢人の生活が原因。

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この海洋プラスチック汚染の問題で僕たちができることは2つ。

プラスチックゴミを出さない(できるだけシングルユースのプラスチック製品は買わない)。

そして、海洋プラスチックを回収する。

金沢人は、一度、犀川河口の専光寺浜に行って何が起きているか自分の目で見て欲しい。

市長さんも、議員の先生方も。

金沢の自販機ではペットボトルを販売させない、それくらいの条例を制定してもらいたい。

気候危機宣言に実効性があるとは思えないけれど、もっと真剣に地球環境の事を考えて議論して欲しい。

カエルデザインのアクセサリーが売れる売れないは正直些細なことだ。

今を生きる僕ら大人が行動しなければ誰が地球の未来を救うんだ?

政治家?
大企業の経営者?
官僚?

僕たち一人ひとりでしょ。

カエルデザイン 
クリエイティブディレクター 高柳

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