農薬 噴霧器 選択について
慣行農業をすると、どうしても農薬散布がつきまといます。
農家で農薬散布というと、10万円以上する動力式噴霧器(動噴)が主体になりますが、それ以外にも、選択肢があるので、ご説明します。
また、どれがいいか、私のような新米農家は悩むので、個人的おすすめものせておきます。
個人的感想:私のようなハウス栽培主体なら、背負式蓄圧式噴霧器がオススメです。
【各特徴:まとめ表】
以下で、動噴のメリット、デメリットを述べますので、動噴以外の選択肢も考えてもらえればと思います。
1.動噴のメリット
・大量に農薬をかけれる。虫を吹き飛ばすようなかけ方が出来る。
2.動噴のデメリット
1)準備に時間がかかる
動噴は、積込、残液処理、片付けに、どうしても、時間がかかってしまいます。
「虫がいる」と気づいた時に、すぐ対応するのがベストなのですが、どうしても後回しになりがちです。
2)量が多い=農薬代がかかる≒環境負荷も
私は、コレが一番気になるのですが、、、
動噴だと、噴霧量が多いために、最低ロットが100L以上、通常200L程は薬液が必要です。
ということは、その分農薬代がかかります。結構ばかにならないです。
量をかける ≠ 葉の表裏丁寧にかける であるのと、
じゃばじゃばかかるので、掛けた気になってしまうのが、危険です。
3)機械代、修理代が髙い
エンジンがつくと高いです。
毎日使うならいいのですが、たまにしか使わないと、エンジンは不調になりがち。
3.動噴以外の選択肢
動噴は嫌だが、噴霧量は、確保したい。となると、背負式の噴霧器となります。
動力、手動がありますが、私は、価格、重さ、メンテナンスの面で、手動式の蓄圧式噴霧器を選びました。以下の記事ご参照。