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開館記念展@草間彌生美術館

昨年10月にオープンして、早くも5ヶ月が経とうとしているタイミングで、ようやく行けました草間彌生美術館!
来週末で終わってしまう開館記念展「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」に滑り込みセーフです。

早稲田駅からテクテクと5,6分歩くと美術館。外装はこんな感じで、ガラスには白の水玉が散りばめれていてシンプルキュート。チケットは、当日券はなく、日時指定の予約・定員制で90分ごとの入れ替え式です。オンライン予約した際のQRコードを読み取ってもらって、いざ入場。

1階に受付があり、この開館記念展は2階にモノクロ、3階にカラフルなドローイング、4階にインスタレーション1点、5階は屋上に立体作品1点という構成になっておりました。全部で計45点というそう多くない作品数で、それぞれのフロア自体もこじんまりとしている&定員制な分、1点1点の作品をじっくり見れました。90分の入れ替え式で全作品見きれるのかな?なんて思っていたけれど、全然たっぷり見れます。最後の20分くらいは、早々に皆美術館を出たのか、わりとフロア貸切状態にもなって贅沢でした。

2階で、モノクロドローイングシリーズ<愛はとこしえ>がズラーッと27点並んでいるのはまず圧巻。白いキャンバスに、一本一本黒い線が緻密にうねっていたり、水玉が沢山点在していたりというのはまるで人間の感情の波のようで、もう「の、飲み込まれる〜!!」と思うくらいでした。草間彌生美術館が出来たばかりで壁も白いので、そのコントラストが余計に響いてくる。自分とほぼほぼ同じ背丈の、高さ162cmのモノクロのドローイングたちを間近で見つめていたら、その混沌の渦の中に身投げしているような感覚にも陥りました。一つの絵の中に、いろんな細かい書き込みや要素があって、絵の中にストーリーを描かれているように感じられて、絵の前に立っているだけで際限なく冒険できそうだった。何度見ても、「あ、ここにも顔が」とか、発見も尽きない!

3階はカラフルなドローイングシリーズ<わが永遠の魂>。新国立美術館の草間彌生展でも展示されていた作品たちです。久しぶりに会えたね!以前観た時も思ったけれど、やっぱり色の持つパワーというのは両手放しですごいわ。なんだか絵を見るだけで、根拠なく、無敵の力が湧いてくる(ような気がする)もの。草間作品、特にこのシリーズは目で摂る”心のビタミン”って感じがする。草間さんの作品はやはり「水玉」「かぼちゃ」のイメージが強いけれど、今回の展示では「眼」も目立っていた。「わたしの大好きな眼たち」という題の絵もあったし、今日だけでわたし1000くらいの「眼」と対峙したよ。草間さんにとって「眼」はどんな象徴なんだろう?

インスタレーションは、小部屋に設置されており、その小部屋には6人まで一緒に入れて、2分交代という展示の仕方でした。

鏡張りになっていて、覗き込むと...上を見ても下を見ても横を見ても無数のかぼちゃだよ〜!!

混んでなければ、何回も入ることが出来ます。(私はお代わりかぼちゃしました)

屋上に展示されていたゴールドかぼちゃも最高に可愛かった。屋上だから空の光が入ってくるのだけど、それにかぼちゃのゴールド&ピンクゴールドのタイルがキラキラ反射して、すごく綺麗でした。

このへたの部分がチャーミング極まってていいよね!

そうそう、エレベーターは鏡張り&赤の水玉が散りばめられていてこれまた魅力的なのだけれど、トイレも同様に可愛いので行ったら是非忘れずチェックしてみてくださいませ。

小規模で感じのよい美術館だったけれど、グッズはショップというか、もはやワンテーブルに並べられているだけで残念。ミュージアム限定じゃなくてもいろんな彌生さんグッズが出てるのだからそれ置くとか、もうちょっとは頑張ってくれたらいいのにと思ってしまうくらい、何もなかった。せめてポストカードとかステッカーとか売って欲しいなー。だって買いたかったんだもん!笑
といいつつ素敵な美術館であることに間違いはないので、予約しなきゃですが、展示変わった頃にまたふらりと行ってみたいです。

#アート #美術 #美術館 #現代アート #草間彌生 #草間彌生美術館

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