見出し画像

書物巡礼

「100万回生きたねこ」
私がこの本に出会ったのは中1のとき。
あまりの気に入り具合に
中3の文化祭ではクラスメイトに半強制的にこのお話を原作に劇をやってもらったという恐ろしくイタうざい黒歴史があるほど。
文句も言わず一緒にやってくれたクラスメイトのみなさまには今更ながら感謝の気持ちでいっぱいです🙇🏻‍♀️ 発売から40数年経っているようですが、今もコンスタントにメディアに取り上げられていますね。
不朽の名作。
「感動」「泣ける」的ワードが売り文句な作品に拒絶反応を起こしてしまう方々もいるのではと思うのですが(私もちょいとそのタイプです)、
この作品はちゃんと寂しくて孤独だから良いなっておもいます。
そして佐野さんがあまりに普通のことみたいにねこを生き返らせては死なせていくから、現実にこんなねこがいるんじゃないかと錯覚してしまいそうになります。
すごいサラッとしてるんです。 「歌詞は何を書くかじゃなくて、何を書かないか、だ」という名言がありますが、
そうゆう「余白」の妙みたいなものがきっとこのお話にもあって、そこにたっくさんの方が心奪われているのかな。
なんて偉そうに考えてみるのでありました。

#書物巡礼 #佐野洋子
#100万回生きたねこ
#本

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?