「物語の力」九段理江さん講演会
九段理江先生に東京都同情塔、しをかくうま、school girl 三作品に宛名をして貰い、嬉しかったです。
其れに刺激を受けて、少々長いですが、創作に関する悩みについて、兼ねてより、問題意識があったので、九段理江作品三作品、世に出ている作品を元に、書評の意味合いも兼ねて、気づいたことを、書かせて頂きました。少々、長いですが、無理せずに休み休みご一読頂くと、有難いです。
芥川賞の受賞をした九段理江先生に逢いに石川県立図書館に行き、辛かった日々に、感じた切ない日々を鮮明に、思い出しました。
昔一緒にA型事業所で働いていた、h(本名は九段さん関係者とは無関係の方)くんと言う人がいて、独り言をボソボソと喋っていた。寒気がする。エホバの商人の話、親と一緒に、暴走するべからく、祈っていた。彼は僕と同じ、統合失調だ。僕は彼がその昔よく遊んでいたカードゲーム置き場のガチャがいっぱい並んでいるカプセルゲームが、たくさん置いてある。今でもあるのだろか?その置き場に彼がうずくまって一言ぼそっとぼそっとつぶやいていたんだ。僕はそれをみたときに声を掛けようか、どうしようか悩んだ。彼の中で、僕と言う人間なんかは、もう覚えていないだろうなって思うかな?でもいつも立っているから、久しぶりにhくんて、僕はちょっと、懐かしさに声をかけたくなったのに、躊躇ってしまった。僕は、何も言わずに、じゃあまたなって、その置き場を後にする。その声がすごく響いていて、狭い箱の中、空間に声音が、反響していて、とてもよく響いていた。僕にもわかるほどのブルブルとした感触だった。
何を言ってんだろう…
どうのこうのいっていて。札幌コンサドーレ北海道のトレーディングカードを探っていたみたいだ。
ちょうど、小川が任命された時期だ。そして僕はHくんを置き去りにして前を向いて、子供の車の車窓を越えて、車線を跨ごうとして、歩いていた。その時に僕は何かあれと思ったんだ。これってもしかして、九段理江さんもなんか同じようなことなんじゃないかなぁ?そうなるんじゃないかなぁって不安がよぎったんだ。あまり、表立って言えないんだが、僕が個人的に物忘れ、痴呆が、この病の隠された怖い所だったので、これは今はまだ、記憶がしっかりとしていて、確かなのは、胸を撫で下ろしているが、いつ記憶が無くなるのか、怖いのである。統合失調は、其れが怖い。だから僕はまだ自分がしっかりしているうちに今生きている人に、例えば自分の愛すべき人達に、届けたい気持ちが有り、其れは九段理江さんも同様だった。
自分のことに限って言えば、普段の自分という存在は人々の悪意に呑まれている。
廊下を歩くと、若い男子と肩がぶつかる。
構わずに、席に座ると、悪い人たちが、動画投稿サイトで、ヤベェ!こいつら本当に楽しんでんな!と、観ながら話している。
席に座り、前の席にいる、藤原君に対して、僕は、気になっていた。面白そうだと興味本位に、バイトテロをネットに晒してBuZZっていた迷惑YouTuberを見て、ゲラゲラ笑っている。他人の悪口や、ネタを拾い、馬鹿にしている藤原君は、前々から、気に食わなかった。
なんて、割り込んだら、藤原君は、其れは俺が作ったモンだよ?
触んな、と因縁をつけられた。
相手にしないで、目線を逸らした。
後ろの席の子が、肘を小突いて、他人の不幸で、笑ってると、アイツらと同類になるよ?
と背の小さい幼馴染の堀さんが、怒りを抑える様に小突き、警告を促したので、目が醒めた。
手が痛いので、安易に、自動音声文字書き起こしツールを利用し、重宝してたが、これが正しくないのは、目に見えて明らかだったし、僕がそれで、BuZZっても、全然嬉しくなかったので、なんだこれは?周りにウケても、肝心の僕自身の承認欲求が、全く満たされないから、呆気に取られてしまっていた。
余り、こういう安直なモノに依存したいと思えない。
九段理江先生の対談にて、気になることを仰られていた。
人に依頼されて、忙しいから、AIやら何やらいろんなことの社会世界課題に、登壇に呼ばれて、何か、専門科相手に詳しくもないのに、辛いって九段理江先生は嘆かれていた。
僕は、今の時代は、誰もAIなしでは小説書けないんじゃないかな?と、彼らの無能を嘆いている。
しかし、これは本当のことだけれど、九段理江先生の、AIを使用した黒い太線の部分には、何も感じず、九段理江さん御本人の言葉で書かれた創作はとても、純文学的で瑞々しく、素晴らしいの一言に尽きた。神聖で厳かな気風すら醸し出す世界観が心地良い。
サイン会で、作家名義か、本名どちらかを書いて貰うか、悩んだが、本名にした。彼女の筆字が、何しろ、達筆なのに、驚いた。
芥川賞を受賞した、東京都同情塔は、明朝体(流麗な字体で、印刷する字体)、日本語としての九段理江先生の優れた、竜胆(リンドウ)の花の様に澄み切った綺麗な井戸の汲み水の源泉の様な、清らかさを、観て胸が煌めき、ときめき、感動した。
「素敵です」
私も、AIに関しては、危惧してます。
この文章を書き起こしてる最中でも、僕の日常は仕事に追われて毎日忙しなく、果てしない。
そんなにしなくたっていいのに。真面目ぶらなくても良いのに、と仕事の日常の雑務に追われ、会社の面倒見る人から、もうしなくて良いよと言われても、まだやり続ける、勤勉さは、相手も舌を巻くと言う自体でして、ね。上の指示はさておいて、生真面目に勤めているも、焦りは日増しに増えていく。
僕は仕事から逃れたい。逃げる様に、急いで帰り支度をする。
仕事終わり、蛍の光が流れる頃に、彼が何か遠くでスタッフさんと、談義しているのを遠目に見やり、僕は、残りの、急いて、済ませるのである。指示員に、背を向けて。
焦る焦る。
僕は頭ではない。
早くやらなきゃって、焦る。そして残りの仕事を、買い物カートを元いた場所に戻したり、散らかった座布団を片付けたりして、僕はもう、てんてこ舞いだった。
まだ、半端にしていた人の、尻拭いを、して。
そして僕は早くタイムカードを早く切らなきゃと、上役の視線に怯えながら、焦るように生きている。
それがひと段落済んだ後に漸く、僕はやっと独りになれる。
せきたてられるように、生き急ぐ僕がいた。
怒りと慟哭の日々。何なんだろうかっていつも焦っている。いつも逃れたい。
いつまでも、眠り耽っていたい…。
僕は何に追い立てられているのだ?
自分の女に愛されたくて、その女の愛が冷めるのが怖いのだった。
彼女は本当に私を愛してくれているのだ。
しかし、その心の内、本懐はどうだ?
私は自分の女に釣り合いの採れる漢だろうか?
…本当に?
その点になると、私は本当に自分に自信が無くなり、揺らぐのだった。
彼女のハートを鷲掴みにしたい、そんな羨望が、その女には或る。
大分に住んでいるその山間に面した、雄大な由布岳に、護られた女は、とても、まなこが愛くるしい瞳をしていたのだが、本当に彼女が僕に対して、純粋かどうかは、謎だったりする。
しかし、彼女は笑い飛ばす。
そこまで思い悩まなくて良いよ、私って結構あっけらかんとしてるからねー
そう、麻生直美という女は、桁違いに明るいのだ。
僕みたいな根暗じゃない。
アイツに感化されて、僕は、血が通った熱い漢になれた気がする。
大分の土地は、人の心に血が通い、とても、温かい。
良い処だと帰り際、大分駅のホームで、その土地を誉め称えて、僕は地元石川県に帰り、その後の話があるのだが、僕は、そのことについては、彼女の気持ちを慮り、触れない事にする。
悲しかったが、彼女には彼女なりの苦労があったことを、私は大変良く分かっている。
とても、大事にしている存在だ。
その、彼女に対する愛が揺らぐ事は、永遠にないだろう。
固く結んだ絆で繋がれている。
はて、僕は何か、とんでもなく悪いことをやらかしたみたいだ。
プライバシーを晒された上で人は生きられるのかな?ってことだ。
自転車で、父に呼び止めやれ、今は確かに辛い状況だ。だが、これを乗り越えれば、一回り大きくなれる。
励ましのつもりだろう。
プライバシーを晒された上で、楽しく学生生活なんて、送れるのか?
よく覚えていないが、何か、病院内?で、悪い事をしてしまったのだろう。
責苦を受けている。
家族、父も巻き込み、きまずい?
駅の壱番街で、弁当を買って貰い、下着を洗わないといけない、替えがないのだ、と、昨日の自慰行為の後の汚れた下着の事を、過度に気にしながら、ソワソワして、忙しなかった。
家に帰り、syudouの音源を借りて、歌ってみたレコーディングして、投稿していた。
もう、良いですか?僕が撮り終わるのを彼は、待ってくれたのが、とても、申し訳なく、萎縮していた。
僕は僕で納得出来る録音が、出来たと余韻に浸り切っており、大変満足していた。
ありがとうございました。頭を下げて、こうべを垂れる。
自己満足、自分に納得のいく作品を作る。それが一番大切な事なんだ。
syudouが好きな僕は、狗ではなく、猫かもしれないけれど…。
先生に石川県に来て頂き、自由な気持ちになれ、浄化され、気づけました。有り難う御座いました。
サインは家宝です。
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