知ることは大切
最近SDGsやエシカル消費といった言葉を
耳にしますね。
私が今回読んだ大量廃棄社会という本は、
子供たちが生きる未来に向けて、
そういった言葉を自分事として
考えるきかっけをくれるかもしれません。
読んだきっかけ
以前から気になっていた本ですが、
どこか向き合いたくない問題でもあり、
読んでいませんでした。
しかし、5月にショッピングモールで
開催されていたフードドライブに参加
したことをきっかけに読みました。
フードドライブとは、家庭の賞味期限内の
食料廃棄物を窓口に寄付すると
必要な人へ届けてくれる取り組みのこと。
これでも我が家はためないように
ドレッシングは買わずに調味料を
混ぜたものにしたり
結構気にしている方だと思っていたのですが、
それでも夫がコロナに感染した際、
市から供給されたレトルト食材が
大量にあり困っていました。
他の家にも食料廃棄はたくさん
あるはずだから、
きっとフードドライブはにぎわっていて
行列ができているだろうと
予想していたら全くにぎわっていなかったのです。
周りの催し物よりだいぶ寂しい感じ。
開催されているという情報が届いていないというのが問題ですが、そもそもこういった食料廃棄をなくす取り組みに世の中の関心は薄いのかなと思ってこのこの本を読みました。
本を読んで思い知らされたこと
この本では、アパレルと食料品に
ついて書かれていました。
特に自分の中で印象に残ったのはアパレルです。
今まで恥ずかしながら何の意識も
していなかったのですが、
ファストファッションといった安い服の裏には途上国の安い人件費で過酷な労働環境で働いている人たちの姿がいるということ、しかもそうやって作った服たちは、売れ残れば、一回も袖を通されることもなく捨てられるという現実を思い知らされました。
自分の消費行動への影響
それ自体をどうすることも
自分にはできませんが、
安い服を買うのが賢いみたいな
考えは持たなくていいなと思いました。
(すぐ着なくなる子供の服は悩ましいですが)
もともとセンスが乏しく
ファストファッションを着ると
明らかに野暮ったく見えるたちなので、
服にはある程度お金をかけるタイプでした。
セールで買うことも多いですけど。
この自分の行動について、
気に入ったものをある程度の値段を
かけて買うことは別に損をしている
わけでもなく、
服を作ってくれた人たちに
相応の価値を支払っている
という行動につながるということを勉強しました。
この本を読んで、服の生産国を
見るようになりました。
また、化学繊維が多ければ多いほど、
リサイクルがしずらいということも
初めて知りました。
なので、購入する際に、
成分表示も初めて確認するようになりました。
化学繊維でできる機能を、非化学素材で
実現しようとするとその分原価は
上がりますから、服そのものの値段は
あがると思いますが、
それが長い目でみるとそういった循環が
できるとよいということです。
ただ、化学繊維が必ず悪いということは
ありません。私も毎年ヒートテックには
お世話になっています。
なので、機能を優先して化学繊維のものを
買ったときは、すぐに捨てずに、
できるだけ廃棄量を減らすため、
長く使うようにするというのが
自分たちにできることとなります。
まとめ
食品ロスの方もなかなか
目を当てにくいことがたくさん
書かれていました。
自分もあと50年くらいは生きることになると
思いますし、子供はもっと生きます。
子供は学校でこういったことを
学ぶと思いますし(多分ね)
学んで自分たちがどうかかわっていくか
を考える機会もありと思います。
(深さや別として)
親自身は、なかなかこういう情報は
とりにいかないと触れないと思うので、
まずは知ることが必要だし、
こういったことは決して
「意識高い系」ではなく
必要なこととしてとらえられる
ようになればよいなと思います。