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101. あらら PC 壊れた
はじめに
前回書いた通り、IoT・Digital Twins ソリューションで使う開発環境の更新をしよう!…と思っていたら、開発用の Windows PC の SSD が壊れてしまいました。がーん。。。
まぁ、最近よくブルースクリーンになって落ちてたから、いよいよお亡くなりになったか…
開発活動って、偶にそういことあるよね…
ということで、今回は、先ず、壊れてしまった Desktop PC のハードディスク交換、そして、リカバリーについて、その顛末を紹介することにします。
状況
動かなくなった PC は某、Made in Tokyo を謳うメーカーの Desktop PC です。3年前に購入して問題なく動いていたのですが、最近、気が付くとブルースクリーンになっているという状況が何回か発生して、10回に7回は正常起動しなくなってしまいました。
電源ON後に、ESC キーを連打して、System Mode に入って、HW のシステムを行ったところ、SSD ディスクの一部が壊れているとのトラブル情報が表示されました。この PC、ビジネス用途につき、サポート契約をしていて、その保証期間が残っていたので、メーカーさんに電話すると、訪問修理をしてくれるとのこと。ミニマム SSD の交換のみ、問題があればマザーボードの交換をしてくれるとのこと。
ちなみに、障害があることをメーカーに連絡するために表示された QR コードを開いたら、
![](https://assets.st-note.com/img/1726106362-JwKfWDsFMR8mvbZ0izNOoueU.png)
こんなレポート。
OS は Windows 11 の最新版を使っていて、Microsoft 365 のビジネス版で作成したメールアカウント(@独自ドメイン)と、Microsoft Account(@hotmail.com とか、@outlook.jpとか)の二つのユーザーアカウント用のデスクトップで使い分けていました。
SSD 交換後の環境復旧
SSD 交換後、当然のことながら、障害発生前の環境を復旧させなければなりません。
二つのユーザーのドキュメント群を含むデスクトップ環境は、クラウドのMicrosoft One Drive に保存されているので、Windows OS のインストール後に、それぞれのアカウントで Windows 11 にサインインすれば、そのままそれぞれのデスクトップが同期で再現されるので問題ありません。
問題は Windows 11 のライセンスをどうするか。方法は以下の二通りです。
リカバリードライブの作成とそれを使った復旧
新しくクリーンインストール
最初のやり方は、修理が SSD ドライブの交換だけの場合だけ可能です。マザーボードを交換してしまうと、システムID(?)が変わってしまうので、この方法は使えないそうです。
二番目のやり方を選択する場合には、Windows 11 のインストール用ディスクイメージが必要になります。
リカバリードライブ作成・復旧
準備
このやり方の場合、まずは、Desktop PC で Windows 11 が正常稼働している状態で、リカバリードライブの作成作業が必要になります。
ん?まてよ?よく落ちるんだよね、その PC。。。
そうなんです。障害が起こった後にこれやるのは至難の業。
今回は、色々と試してみると、
電源を ON して Windows へのサインイン画面が表示される
10分以上そのままにしておく
おもむろにサインイン
というやり方をすると、10回中7回ぐらいは、しばらく正常稼働することが分ったので、そんな感じで立ち上げて、リカバリードライブを作ることにしました。
リカバリードライブとしては、I-O Data の、USB フラッシュメモリータイプの
500GB SSD
Read 500 MB/s
Write 400 MB/s
を使いました。いつ PC が落ちるのか判らないので、なるべく書き込みが早いメディアの方が良いでしょうね。
正常に Windows が起動している Desktop PC にこの USB メモリをぶっさして、タスクバーの検索窓に、”回復ドライブ”と入力して、ユーティリティを起動します。
![](https://assets.st-note.com/img/1725954914-KjfwRLi8brzYXsQ704JyDMTn.png?width=1200)
選択すると、システムに変更を加えるかと聞いてくるので、はいを選択。
![](https://assets.st-note.com/img/1725955132-mjVNATt6psixe8nqF4d3czHL.png?width=1200)
”システムファイルを回復ドライブにバックアップします。”にチェックを入れて、”次へ”をクリックします。
その次に、書き込み先候補のドライブがリスト表示されるので、ぶっさした USB メディアを選択して、作成開始します。
作成開始とともに、進行状況がプログレスバーで表示されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1726011450-Rra8NTKcFpxybCt7oh3kMA2e.png?width=1200)
よく TV ドラマであるじゃないですか、どこかに忍び込んで PC からファイルをコピーするシーン、そして、誰かが近づいてくる足音。。。
そんな感じで、いつ落ちるかわからない Windows PC の画面を見ながらはらはらしながら見守り、約2時間ほどで、無事、リカバリディスクが作成できました。
日ごろから定期的に作っておくのが、やはり、おすすめなんでしょうね。
今回は、SSD のどこかに不具合があって、多分、そこにアクセスすると落ちると思われるので、Snipping Tool は使わずに写真撮影したものを図として使っています。
これでリカバリードライブの準備完了です。
Windows インストールイメージの作成
こちらは、Visual Studio Subscription のプロフェッショナル版を契約済みなので、そこから Windows 11 の最新版をダウンロードします。
Visual Studio サブスクリプション - Visual Studio (microsoft.com)
これ、いつも、ダウンロード画面に行くのが大変なのですが、何とか表示して、
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