【MBA受験】早稲田ビジネススクール入学に向けたわたしのきっかけ Episode1
今回から複数回にわたり、わたしたちWomen's NetworkメンバーのMBA受験に至るまでのきっかけをご紹介できたらと思います。まず、初回は発起人である、わたしのエピソードになります。
1.略歴
2.MBA受験のきっかけ
1.略歴
以下が私の略歴になります。
就職活動の際は、大学院で環境建築を学んだことから「環境に優しい都市づくり」に携わりたいと考えていました。
就職活動の真っ最中に3.11が起きて、環境負荷低減だけでなく、防災に強いまちづくりも重要だと痛感し、防災面でも「社会インフラを支える責任感」に魅力を感じ、エネルギー会社に入社しました。
プライベートでは、入社8年目のタイミングで結婚、今は夫婦二人家族です。
早稲田大学大学院では、1年制総合という、日中と夜間をフル活用して1年間で必要となる知識を集中的に学ぶコースに所属しておりました。
2.MBA受験のきっかけ
初回投稿※で記載の通り、私は20代後半から、今後のキャリアの選択肢の1つとして漠然とMBAを考えていました。
では、何がきっかけで34歳の時にMBA受験に向けて動いたのか?きっかけとなったエピソード3点をご説明させてもらいます。
①「学び直して、変革に向けて組織を動かしたい!」
1点目は、組織に感じている課題の解決や想いの実現には、業務スキルの現状突破が必要と痛感したことです。
入社以来10年間の営業経験を通じ、当時の私には会社組織に対する課題感や危機感が形成されていました。
しかし、それを論理的に伝えきることができず、変革に向けて組織を動かす実力がないことにもどかしさを感じていました。
そんな中、直属の上司(MBAホルダー)が組織を変革に向けて動かしている姿や、私より先にMBAを取得した同期が以前より理路整然と力強く業務を遂行している姿を目の当たりにしました。
「上司と自分との違いは何なのか?」
「同期はMBAで何かを掴んで帰ってきたに違いない。」
「MBA取得をすることは、私の現状突破に繋がるのではないか」
と考えるようになりました。
自分と比較しながら思考を深めた結果、
「今の自分は残念ながら視座が低く、論理的に物事を伝えるための思考の軸が形成されていない」ことを痛感しました。
そして、「経営者としての視点と思考の軸を手に入れ、変革に向けて組織を動かしたい!」と強く思うようになりました。
また同時に、それができるようになるには、「現在の業務の延長戦のままでは時間がかかりすぎる」ことも痛感しました。
②「自らにかけていたバイアスへの気づき」
2点目は、わたし自身が自分に無理だというバイアスをかけていたことに気づいた経験です。
業務スキルに対する上記課題を感じていた頃、「社外の女性リーダー研修へ参画してみないか」とお声がかかりました。
日系企業の管理職や管理職一歩手前の女性300名が集まり、30名1グループに分かれて通常業務と並行しながら1年間のプロジェクトワークに取り組む研修です。
そこで私は、「せっかくの機会なので、マネジメント経験を獲得しよう」と考え、30名の女性グループのリーダーに立候補しました。
また、その研修では、月に1度、様々な業界で活躍するリーダーから講演を聴く機会もありました。
私が特に印象に残ったのは、マセソン美紀さんという、パラリンピック金メダリストの女性のセッション※でした。
車椅子となって夢を諦めていた彼女が、挑戦に向けて努力を続けた結果、パラリンピックのメダリストとなったストーリーは胸を打たれるものがありました。
また、「impossibleなんてない、アポストロフィーをつけるだけでI'm possibleになる」というメッセージも伝えてくださいました。
彼女の話を聞き、わたし自身これまで、興味のあることに前向きに取り組んできたように思っていたけれど、MBAを含め「わたしには無理だ」という自分自身にかける分厚いバイアスの中にいたことを強く認識しました。
そして、「興味があることには、積極的に挑戦しよう!」と思ったことも、大きなきっかけとなりました。
③「一度仕事を離れてキャリアを再考したい!」
3点目は、通常業務を離れて思考の箍を外し、自らのキャリアを再考したいと強く思ったことです。
34歳のこの時期、上記社外研修に加え、会社の新経営理念策定に携わる経験もさせてもらいました。今振り返ると、私にとって、社内外で様々な機会に恵まれた一年でもありました。
経営理念策定の社内タスクフォースでは、同世代のメンバーと休日返上で議論を交わしました。会社の将来と自分の今後を照らし合わせた時、「わたしが人生をかけて本気でやりたいことは何なのか?」ということを深く考えされられました。
タスクフォースにはもちろん期限があるため、自分なりの考えを一度まとめました。
しかし、これまでの経験や価値観の中で絞り出した答えであり、「本当にこれでよいのだろうか?」とモヤモヤした思いも少なからず残りました。
そして、この経験がきっかけとなり、
「一度通常業務を離れて思考の箍を外し、キャリアを再考したい」
「MBAなら様々な業界・業種の学生や、多様な経験を持つ教授がいる環境に身を置くことができ、視野を広げ、思考の箍を外せるのではないか」
と考えるに至りました。
この後、自分の業務に対する課題感を再整理し、MBAでの学びを活かして会社でやり遂げたいことをまとめ上げていったという経緯がありますが、そもそもはこの3つが大きなきっかけでした。
※MBAに悩んでいた背景や、パラリンピックメダリストのマセソン美紀さんのご講演で心に残ったエピソードについては、以下に詳細を記載させて頂いております。ご参照ください。https://note.com/kae55512/n/nd29183ab0351
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