『シン・ニホン』に、僕の席は用意されていなかったから、作りにいく。
僕が急に英語とデータサイエンスを勉強し始めるきっかけとなった本。『シン・ニホン』。
ここに書かれていることのうち、僕が注目したことをざっくり抽出すると、「データサイエンス力。データエンジニアリンク力。ビジネス力。英語力と中国語力。基礎的な科学の知識。これらの上に、妄想力を培った人材が、シン・ニホンをつくる‥」ということ。
わかる、わかるんですが、安宅さん。ちょっとスパルタすぎないか?
日本語すら読めない大人がたくさんいる世の中だ。安宅さんには簡単に思えることでも、大多数の凡人には難しすぎる。そして追い討ちをかけるように、若くないと革命は(ほぼ)起こせないという事実を改めて突きつけられる。
ここでいう「若い人」というのは、若い段階で、上記のスキルを備えた人ということなのだろう。一体、上位何パーセントの話だ。読者の大多数は「もう、自分は間に合わない」という印象を受けたのではないだろうか。
間に合わない人は、金を出してサポートに回れ的なことも書いてある(僕なりの印象)。しかし、そもそもそんな金がない人の方が大多数だろう。金があったとしても、サポートに徹することには抵抗がある。僕は人生というゲームをこよなく愛しているんだ。だからどこまでもプレーヤーであり続けたい。
著者の安宅さんが思い描くシン・ニホンには、僕の席はないかもしれない(被害妄想かも知れないが)。だが、これからの時代に必要なスキルはわかった。とにかく「英語」と「データサイエンス」に手を出そう。「手段の目的化」と言われて怒られそうだが、手段が最低条件だと言われてしまえば、目的化するしかない。そのあとのことも考えねば…。そして、勝手に席を作って生きていこう。
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