【お客様の声】好きなことに向き合う勇気が、人生を動かすとき
人生のなかで、自分が本当にやりたいことに蓋をしてしまう瞬間が、誰しもあるのではないでしょうか。今回キャリア・アンカーの講座を受けてくださったSさんも、まさにそんな気持ちを抱えた一人でした。現在はクリエイティブなお仕事(美しさの演出や工夫を大切にされるお仕事)をされている彼女ですが、その心の奥には、おそらくはあまり他者にはこれまで語られてこなかったであろう思いがありました。
講座当日、彼女は集中するために、ご自宅ではなく外の個室を借り、静かで穏やかな空間でセッションに臨まれました。彼女の真剣さや、自分自身と向き合いたいという強い意志が伝わってきて、こちらも自然と気合が入ってしまいました。
セッションが進む中で、幼少期に心の内に抱え込んでいた思いを打ち明けてくれた彼女。特に、お母様との関係で感じていた寂しさや抑え込んでいた思い、わだかまりについて、吐き出してくれました。
「子どもの頃、兄弟の中で一番上だったわたしは、母親にずっと甘えたいのに甘えられなくて、自分の中で耐えていた時期がありました」と。
やがて、そのことが、その後の進路の過程で様々な選択をする場面などで、影響を与えることになったそうです。
好きなことに、どう向き合って良いのか? 正直になるべきか? それはダメなことなのか?
相談できる大人もいなくて、ひとり思い悩んでいた幼少期の彼女。
選択や判断基準がない子どもにとって、それはどんなに高い壁だったことかと思います。
そして意に反して、「きっとの世の中ではこういうことが正しいんだろう」という思考で決めた選択。当然、そこに対して、ワクワクしたり、楽しい気持ちが乗ることはなかったようです。
当時を回想しながら、後悔の思いや涙を滲ませながら話してくれる彼女を見ていて、幼少期のアタマとココロで一生懸命に考え抜いていたであろう姿を想像すると、思わずこちらも涙してしまいました。
次第に正直な胸の内を話してもらうことで、彼女の中で殻のように固く閉じていた蓋が、少しずつ開かれていくのが伝わってきました。奥底に押し込めていた思いを吐き出したことでの解放感や安堵の気持ちからか、次第に彼女の表情が穏やかになっていきました。
やがて、かつてはどう向き合えば良いのか分からずにいた、子供の頃に時間も忘れるほど夢中になっていた「ものづくり」に対する強い情熱、その想いが、まだまだ自分の中に大切したいものとして残っていることに気づかれました。
それは彼女のトップにあるキャリア・アンカー「専門・職能別能力」にも強く結びついています。
ものづくりに対する情熱、そのスキルを深めること、手を動かして何かを生み出すことに喜びを感じる彼女にとって、これは彼女のキャリアの核であり、そこにまさに触れた瞬間だったのかもしれません。
ここで彼女のセッション後のコメントをご紹介します。
そう振り返る彼女の言葉には、これまで感じてきた葛藤から解き放たれ、未来に向けた力強い想いを感じます。
長年思いを寄せていた世界に一歩を踏み出し、自分のペースでその道を深めていくことを決意された彼女は、子供の頃に感じたものづくりへの楽しさ、その感覚を取り戻し、もっと自分らしい人生を描いていこうとしています。
これから進まれるものづくりの道が、どれだけ彼女らしい喜びに満ちたものとなるのか、心から楽しみです。
彼女のように、「自分の中の好き」に向き合い、一歩を踏み出したい方は、ぜひキャリア・アンカーの講座を体験してみてください。
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