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"ミニマリスト" ってそういうことか!少し誤解をしていたぞって話

先日、日経で思わず気になってしまった記事があった。
近年ミレニアル世代を筆頭に台頭しているミニマリストにみる、これからの消費傾向の変化についての記事だ。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/new-capitalism/886988/

ミニマリスト。
ふむ。
確かに数年前から耳にするようになった。

フワッとした印象で私は、

とことん身の回りをシンプルに削ぎ落とすことで、
質素倹約な暮らしをし、満足して暮らしている人たち。
ヴィーガンだったり、ジョブズのように同じ服しか着ないなど、
ある意味、主義のようなもんだろうな。

くらいに思っていた。

しかし、今回記事を読んで、どうやらそれは大きな誤解だったぞ、
もっともっと深っかいぞ、ってことを知った。

物質的な豊かさよりも、精神的な豊かさに価値をおく

彼らは、物質的な豊かさよりも、
心の満足度や生き方への納得度など、より精神的な豊かさに重きを置き、欲望を満たしているのだ。

記事に出てくるある人は、旅が大好きで、そこへの出費は厭わないのだと言う。
旅先で出会った人たちとの交流、カルチャーギャップによる刺激や発見など、そこでしか味わえない体験に彼は最大級の価値を感じているのだろう。

ミニマリストとは、決して質素倹約な暮らしをすることが目的なのではなく、欲望の矛先を違うところへ向けている、ということが分かった。
欲望の総量は決して変わらないのだ、と書いてあって、なるほどなぁ、と。

読んでいて共感することばかりだった。

ミニマリストが増えてゆくことで、消費が落ち込むことはない。
欲望がモノから感情へ移りゆくことで、需要の形は捉えにくくなった。と綴られていたけれど、私はある意味そういうことがビジネスチャンスに繋がるんじゃないかな、って思う。
例えばモノを所有せず共有し合うシェアリングエコノミーだって、そのようなビジネスの新しい形の一例だ。

「モノより体験」を重視する私が数年前から行っていること

数年前から私も物質的なものに対する興味は、低くなってきている。

高価なブランドもののバッグが欲しいな、
いい車に乗りたいな、
高スペックの彼が欲しいな(ってこれはモノに入れちゃダメか)、
とか。
そういうことにはあまり感情が動くことはなくて。

それ以上に、”がわ”ではなく、中身の方が、私にとってはとても価値があることだ。
人に対しても、がわよりも中身の方が興味が湧くし、正直、羨望の念を抱いたり、嫉妬することだってある。

私自身も、もっともっと色々な未知の体験をしたり、より多くの本を読んだりして、味わい深〜い人になりたいな、って思っている。

そんな中で、数年前から大事な「体験」をするために行っていることが2つほどあって。

1つは、古くからの大切な友人と、互いの誕生日にモノではなく体験を贈り合う、ということをしている。
互いのことを想像しながら、「こんな体験を一緒にしたら喜んでくれるんじゃないかな?」って練りに練ったプランを、一緒に体験しあうことは、とても楽しいし、本当に忘れられない思い出として残る。

もう1つは、旅のための500円貯金だ。
普段からなるべく500円玉がお釣りでくるように支払いなどを工夫して、手元に入ったらすぐ貯金箱へ。
ちょこちょこと貯めているうちに、気づいたらそこそこいい感じに貯まるのだ。
昨年スペインへ旅行した際も、現地での飲食や移動、お土産などは、全てその貯金でまかなえた。
私も旅が大好きだ。
だから、これからもこの貯金は続けていこうと思っているし、また次の旅先を考える時間も良いものだ。

あなたにとって価値のあること、心を満たしてくれるのはどんなものですか?


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