【お客様の声】世のため・人のための精神は中学生の頃から? Kさんのキャリア・アンカー体験記
これまでに色々な方にキャリア・アンカーのアセスメントを実施してきましたが、特に年配の方や経営者の方などに多く見られるのが、「奉仕・社会貢献」のアンカーです。
イメージがつくかもしれませんが、シンプルに書いてしまうと「世のため・人のため」という価値観です。
色々なキャリアを経験していく中で、やっぱり自分が社会の何のために働いているのか、存在しているのか、そういう使命感や志が根っこにあり、最終的にこの「奉仕・社会貢献」のアンカーに落ち着いた、という方が多いです。
しかし、今回セッションを受けてくださったKさんの場合は、その起源がなんと中学生の頃にまで遡ることがわかりました。
学生時代、Kさんの友人たちは進路選択の時期や就活時に「この道に進みたい」「この職業に就きたい」と、明確な目標を持っていたようですが、彼女はそれがないことに焦りを感じていたそうです。
しかし、中学生の頃から「なぜ世の中にはこういう社会課題があるんだろう?」「どうすればそれを解決できるのだろう?」という思いが漠然と心にあったそうです。
まさに「奉仕・社会貢献」の種が彼女の中に芽生えていたのです。
Kさんは文化祭や体育祭などの学校行事が大好きだったそうですが、その時にも、自分が先頭に立ち周囲を引っ張るなど、目立つ役割を果たすというよりは、裏方としてサポートをすることに喜びを感じていました。
そんな彼女の特性を見抜いていた先生の勧めで、高校では「心の教養」を大切にする学校に進学し、ボランティア部で人や社会のために役立つ経験を多く積みました。
これにより、ますますその志向を強めていったそうです。
その後、社会に出て営業職に就いたKさんは、思うように成果が出ない時期があったそうで。
その理由を探ると、彼女はこんなふうに振り返ってくれました。
「自分が心から納得・満足・共感しきれていない商品やサービスをお客様に提供することに折り合いがつけられなかったのかもしれません」と。
Kさんにとっては「これが目の前の人にとって役立っているか」「本当に心から望むものになっているか」という視点が、自分が営業成績を残すことや周囲から評価されることより、一層大切だったのです。
今回のセッションで、Kさんは自分の「奉仕・社会貢献」というアンカーを再確認し、過去の経験や思いに合点がいったようです。
彼女のベースには「人や世の中の役に立つかどうか」という信念があり、それがない時には足が止まってしまうことがわかりました。
これこそ、彼女の中に強い信念(譲れないアンカー)がある証です。
最後に、Kさんのセッション後のコメントをご紹介します。
最後に、彼女がこれから挑戦したいいくつかの方向性について話してくれました。
一見全く別々の、それぞれユニークな道のようでしたが、根底には「世のため・人のため」という思いがしっかりと繋がっていることがわかりました。
この先彼女がどんな道を歩んでいくのか、とても楽しみです。
自分の中にある、仕事や生きる上で譲れない大切な軸(=キャリア・アンカー)をぜひ、あなたも一緒に発見してみませんか?
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