![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54511835/rectangle_large_type_2_174a3c8819f2aa98f1df2e412de5afb8.png?width=1200)
真空さんの旦那さんがおかしくなったときのお話
「仕事を辞めたい」旦那さんが時々口にする言葉です。実は真空さんのお父さんも良く口にしていた言葉で、真面目で頑張り屋さんの勲章だと思ってました。
母曰く
「適度なガス抜き作業みたいなもの」
ドーンと構えていなさい。大丈夫だから。
大丈夫だと思っていたけど深刻だ
旦那さんは顔つきも性格も真空さんの知らないひとになっていました。
どうしようどうしようどうしよう……。
このとき真空ベビーは2歳で保育園の変更手続き期限も迫っています。
「仕事を辞めたらどこに住むの?」
「職場の近くだよ」
だから、わからない。
保育園のこと話さなきゃ……。でも、この人怖いな。
真空さんには、子どものこと、自分のこと、旦那さんのこと、全部を把握することは到底かないませんでした。
そこで、悩んでいる旦那さんにヒドイ仕打ちをします。
引っ越すなら真空さんとベビーが先にします
真空さん、不安な状態のまま見守ることはできません。なにがなんでも、真空ベビーの保育と自分の仕事を確保しなければ育児はできない。その事だけはハッキリしていました。このときはまだ、自分の発達障がいについてはわかっていません。
でも、どうしてもどうしても専門家と一緒じゃないと、子育てができない難しい。
だから、真空さんは旦那さんとベビーをまとめて考えられず強行策を取ろうとしたのです。
そしてヒドイと罵ります
それまで、大丈夫だよ。いざとなったら真空さんが働きます。介護士にでもなって支えるよ。昔取った杵柄だから、任せて!
こんなことを言っていた真空さんの態度は旦那さんに対してヒドイ裏切り行為だったのかもしれません。
「結局、そんなこと言うんだね。わかったよ。働くよ。」
働けばいいんでしょ。パニックになって突っ走る真空さんに旦那さんがそういいました。
でも、良く考えたら人生大荒れ状態だったんだよねぇ
真空さんこのころ、2人目妊娠、流産、そして在宅ワーク難破と怒涛の状態だったんですよ。いつも、仕事が忙しいとサービス残業してばかりの旦那さんを真空さんは、仕事が好きだけど皮肉れてるだけなんだと認識していたことも原因です。
ひとりだけ、大変な状況はないと思いたいけど、運命はいつだって残酷なものですね。
お互いのことを見たくないと考えても仕方がない状況でした。
結局旦那さんに無理させている
今でも時々、旦那さんの顔つきがあのときの怖いひとになるときがあります。
真空さんのことも真空キッズのことも受け付けない空洞化した瞳……。
真空さんがあのときパニックにならなけらば、旦那さんは新しい仕事に就いていて幸せになれたんでしょうか?
いつもごめんねはこちらの方です
旦那さんの口癖は、いつも無理させてごめんね辛い思いさせてごめんね。自分と結婚しなければ良かったんじゃ?
そう考えていることがうかがえます。
どんな選択をしても幸せに向かうための選択だと笑っていた旦那さんとまるで変わってしまったかのようです。
……おあいこですよ。そんなの
そばにいるとどんな人だって互いに影響し合って、過ごすものです。旦那さんのまっすぐ透き通った考え方も、真空さんのクネクネ曲がった考え方も全部。
お互い干渉し合って、今に繋がっているはずです。
完成形は死を迎えるときにわかる
どんな人だったか、周りの人が話すお互いの完成形が、とても楽しみですね。
ん?
まっいっか。
それではまたどこかの記事でお会いしましょう
いいなと思ったら応援しよう!
![門田 真空【かどた まそら】](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/56895862/profile_3721009c3b4b3827ad23e93c5a2da56e.png?width=600&crop=1:1,smart)