翼を折りたい
いまわたしの願いごとが叶うならば翼を折りたい
そんなうたをタコ公園を歩くハトがうたっている
育児に協力的でなかったことを疎まれて
家庭に居場所がなくなり娘の成人と同時に離婚された男が
餌を撒いて集めたハトが一斉に飛び立った
空を飛ぶってこんなに楽しいことなのに
どうしてそんな馬鹿げたことを言っているの?
そうやって言ってしまえる上から目線が嫌になったから
という言葉を砂利の方へ落とした
飛ぼうが歩こうがハトなんて所詮
畳に落ちた砂利みたいなものだと思った
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詩です。
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