【詩】脇差

紫電一閃。首の皮一枚も、繊維の一本さえも残さずに会話を断ち切る。不可逆的存在としての私の視界が風景画になる。食べたかった白玉善哉に解決を吐瀉したあなたは、酒とドーパミンを嗜んでいる。正論を正しく扱えない経験至上主義者たちが、妻と若者の血祭りで狂喜する。
高楊枝しか咥えられない侍にも誇りはあるのだ。

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