【祝!創業20年】「たのしくたのしくたのしい会社」創業EP
こんにちは!株式会社カドベヤ エージェントチームの佐藤です。
新型コロナウイルス発生から早2年、現在リモートワークを導入しているカドベヤです。
「コロナ禍で直接クリエイターに会えないからこそ、もっと情報発信をしてカドベヤのことを知ってほしい」と感じ、ついにnote開設しました!(Wantedlyも運用中)
記念すべきVol.1は、代表水野によるカドベヤの創業ストーリー。
HPをひらくと「タイ古式マッサージ」「カドベヤ(角部屋?)」「たのしくたのしくたのしい会社」などナゾめいたキーワードがちらほら。何をやっているのかよく分からないけどなんかおもしろそうな会社、とよく言われるのですが、今回の記事を読めばカドベヤのルーツが簡単にわかります!
バブル崩壊、就職活動でみつけた本当の「たのしさ」
時を遡ること二十数年前、1990年代は、バブル崩壊・湾岸戦争勃発・阪神淡路大震災・地下鉄サリン事件など、世間を大きく揺るがす大事件が立て続けに起こった時代。
そして2002年、23歳・日大芸術学部4年生の水野は人生の岐路にたたされていました。
大手企業の総合職採用が数名・就職率56.9%の就職氷河期時代。
編入の関係で他の人より1年多く学生をしていた水野は、映像界隈で学生フリーランスをしながら、同期の就職活動を目の当たりにします。上手くいかない就職活動に絶望する人や映像志望だったのに全く別業界に進んでいく友人をみて、就職することが最終ゴールとなっている現実に疑問をもつようになります。
それと同時に、世間から「ロストジェネレーション世代」としてかわいそうな目でみられることの違和感も感じる日々でした。自分はたのしく人生を謳歌しているのに、どうして他人にたのしさを定義されなきゃいけないのだろう?と自問自答する日々でしたが、徐々に「たのしいは自分自身でつくり、決めていくものだ!」と感じるようになります。
たのしさを追及しこのまま起業しようかと思案中に、バンコクとチェンマイでタイ古式マッサージの勉強をして帰国したての小・中学校の同級生の由利氏に再会。
マッサージ屋を出したいと考えていた由利氏と、映像クリエイターとしての事務所がほしいと考えていた水野。二人の思惑が合致して誕生したのが「カドベヤ」のはじまりです。
(かまえた事務所の場所がなんと角部屋!そのまま社名になります(笑))
いざ、カドベヤ起業!そして、現在へ。
2002年創業当初は、カドベヤ会議室でもある渋谷の北谷マンションに小さなオフィスを構えていました。残念ながらタイ古式マッサージはすぐに閉店してしまいましたが、カドベヤにはクリエイターを中心にあらゆる人材が集まるようになっていきます。
そこにいたのが東北新社でCM制作をしていた大学の後輩である長津(現COO)やコンサルティング会社で経理をしていた瀬尾(現COO)など。こうして水野を中心にたのしいことを自分で創っていく仲間が集まり、クライアントワークにコミットしていきます。
資生堂のブランドイメージ映像制作、自社での化粧品販売事業などを経て、現在ではカドベヤの特長でもある「ベネフィット事業」をはじめ、YoutubeやTwitterなどのSNSマーケティング、航空会社・通信キャリア・大規模ECアプリなど、影響力の大きな直請けPJに上流から多数携わっています。
特にベネフィット事業は、最近世界からも注目を浴びていて、英訳された日本の書籍を世界に届ける『READ JAPAN Project』は、国際的な4つのデザイン賞に輝きました。そうした取り組みから波及して、現在は自治体の行政資料アーカイブ事業、未来を考えるコンソーシアムにも参画しています。
今後、ブロックチェーンやARなどのWeb3.0、メタバースにも注目し、「なにをしようか」と構想中です。社会の波にもまれながら、姿をかえて、その時々にあった自分たちらしい「たのしさ」を創っていくつもりです。
「クリエイター共同体」ーー世に溢れるクリエイティブをみつける
実はカドベヤは「たのしくたのしくたのしい会社」というアッパーな理念を掲げているのですが、1つ目の「たのしい」とは、自分のやりたいことを自発的に追求すること。それが2つ目の目の前の人の「たのしい」に、そして3つ目の社会の「たのしい」に、波紋のように広がっていきます。
「たのしい」とは、「自分が理想としている状況・形に対して進んでいる実感をもつ」こと。さらに言ってしまうと、「事業をおこすこと」こそが最大のたのしさの追求だと考えていて、自分で仕事をつくっていく、事業を起こすことに一番クリエイターの意志があらわれるような気がしています。
世の中にあふれているクリエイティブの瞬間を一緒にみつけるだけでなく、そこからはじまる一人一人のたのしさの実現を、会社として一緒にやっていきたいです。色々な方とコラボレーションできるのを楽しみにしています!
それではまた!