【デザインニュース】vol.4 レトロブーム~ Z世代が取り入れるレトロ要素と現代アート~
🔳 今週のピックアップ 「札幌PARCO」
UIデザイナー須田によるデザインコーナーvol.4。
今週の須田的ベストデザインは「札幌PARCO」。
須田:今日は、流行してるモノが全部詰まってたサイトの紹介です。スマートフォンファーストのコンテンツが入り組んだLPなんですが…。
長津:え…もしかして、モバイルだと真ん中しか表示されないっていう事?
須田:そうです!このレイアウト、少し前に流行して今でも全然使用されてるデザインですね。
長津:へ~、なんで流行ってるの?
須田:なぜなんでしょう( ̄~ ̄;) Webデザインギャラリー・参考サイト集では、必ずこの系統のサイトが紹介されてるんです。https://bm.s5-style.com/
長津:ほんとだ。こういうの何デザインっていうの?80年代風っていうか。
須田:レトロな感じですよね。
長津:何でこういうデザインが流行ってるんだろう???
長津:また俺がもってるNFTの話なんだけど、クリプトパッケージグッズっていうNFTがあるんだ。クリフトパッケージグッズは、Web2.0の企業をWeb3.0にコンサルしていく会社。
須田:サイトの系統は一緒というか、かなり似てますね。
長津:今俺が持ってるのが、POPっていうグラフィックのNFTもあって、7年代辺りのサイケデリックっぽい雰囲気もあるよね。
須田:サイケデリックのようなカラーリング、ポップよりのデザインが流行ってる印象ですね。
🔳 サイケデリックデザインの再流行
長津:なんでまた最近サイケ系が流行ってるの?
須田:なぜでしょう( ̄~ ̄;)
流行のサイクルじゃないですけど、淡い色のブームが世界中におきて、 その中で尖らせようとして、また戻ってきた?
長津:デザインは常に移り変わるモノだから、ファッションに合わせてどんどん変えていくっていう前提であればありか。最先端のデザイン力の維持って、結構な感力が必要だね。
須田:若者が両親の古着を着るという流行り、いわゆる昭和レトロブームの流れが、近年のサイトデザインにも同じようなことが言えますね。
越智:海外のデザインにも多いからじゃないですか?レトロデザインって、海外が好む配色のグラフィックに多いイメージ。なので、昔は日本と海外でデザインの差が生まれてたんですけど、今はそれがもう一回入ってきてる?
長津:なるほど、おもしろいね
越智:あと、東京国立近代美術館でリヒター展が流行ってますね。
長津:リヒターって誰?
越智:モダンデザインの巨匠と言われてるんですけど、配色のセンスやカラーチップ使ったデザインなど、画家でありながらデザイン業界にも多大に影響を与えた人ですね。
長津:こういうリヒターのノイジーでグランジーな感じは、最近良く見るようになったよね。
越智:この人は、レトロな写真の複写の上からポップな色を乗せて作品作りをするんです。
色んな大差があるのを楽しんでる節があるので、昔×モダンをあわせたのが結構主流ですね。
長津:現代アートの文脈を引っ張ってきてるわけだね。
長津:俺は、アンディ・ウォーホルとかのデザイン系統を追えてないんだけど、村上隆とかバスキアとか色々あったじゃない?その辺は、智子先生(越智)はちゃんと追ってる感じ?
越智:村上隆先生は、実は私の専門学生時代の講師だったので追ってますね。
長津:すごいね。暁音先生(須田)は、現代アートの文脈とか追っかけてる?
須田:全然(笑)
長津:ははははは(笑)
まあ、ピカソとか印象派に近い時代から色々あるけど、デザインをしていく上でちゃんと現代アートまで追っていった方がいいよね。
長津:じゃあ皆さん、現代アートに目覚めて頂けたらと思います。アディオス!
〆
編集:広渡