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ダサ!!『つながり、ささえ、つくろう 長崎』

こんにちはカドジュンです。定期的に長崎市政をディスるコーナーですが、今回は長崎県政にも毒を吐きます。

福祉のブランディングについて連載していますが、行政と福祉の魅せ方はダサイという共通点があり、ザ・ダサイカテゴリーの仲間です。どちらも生活に欠かせないにかかわらず、いや生活に欠かせないから危機感がないのか?地味なイメージの事業が多いからか?ダサイことの悪について考えようともしていない人もいます(実際は最先端のアプローチをするカッコイイ事業者も多いのです)。

タイトルのキャッチフレーズは、長崎県の次期総合計画のものです。じつは昨年だったか?計画策定のヒアリングとして五島市ブロックのメンバーとして会議に参加し、「長崎県ってデザイン全般ダサイですよね?あ、ダサイじゃ議事録に載せられないですね。デザインが全般的に良くないですよね?」と発言しました(笑)。さらに今年の9月にはその関係でパブコメの依頼も来たので『総合戦略を読み解けば、事業のターゲットは若者ですよね。ならキャッチフレーズは若者に刺さるものにし、他県と差別化できるものにしてください』とコメントしました。イメージとしては香川県のうどん県とか、島根県の自虐ネタとか個人的には好きです。長崎県は離島が全国一多く、半島も多く一般的にはハンデと言われます。なにより、そして人口減少が著しい地方と競合しているのですから、差別化はマストなのです。

結果的にはタイトルのキャッチフレーズとなったそうです。『つながり、ささえ、つくろう 長崎』。ある人が言ってましたが、別に長崎でなくとも良いですよね?この部分をみなさんの地域に当てはめたら、例外なく全国どこにでも当てはまります。つまりブランディング的には0点なのです。まあ、行政出身の知事じゃこうなるだろうなあと分かっていたのでショックも受けませんが、あまりのダサさに笑ってしまいました。あ、別に裏とかウケはねらってませんから。長崎県のトップは大マジメなんです(笑)。

そこに輪をかけてヤバイのが長崎市の今期計画

『~若い世代に選ばれる魅力的なまち~』

はい、選ばれません。ダサすぎです(笑)。アゴはずれます。これは厳密にはめざすべき姿(目標)として掲げられているのですが、表紙に堂々と書いてあるから一番目に留まり、キャッチフレーズと取られても仕方がないでしょう。しっかし、意味や意図は分かるのですが、それをそのまま載せるセンスのなさ。ちなみに画像は数年前の長崎新聞の長崎市PRページですが、ハード(博打)だのみのサブイ内容でした。スタジアム構想に至っては、ジャパネットホールディングスによる民間事業なのに、市の事業?と誤解されかねない取り上げ方です。もちろん許認可や補助金取得で行政も協力するやろうけど、基本的にジャパネットの全額出資とすべての経営責任。恥知らずというか、盗人たけだけしいなあ。

ハードについては、コロナ禍におけるオンライン化で必要度が低下しています。とくに大会議場を備えるMICEは、全国で競合が激化し、経営が難しくなると思われます。詳細は過去の記事をどうぞ。

長崎県と長崎市、どちらにも共通しているのが行政職出身の首長です。県民性としても意外に保守的で、どうしてもイノベーションしにくい土地柄かもしれません。自然、食文化、歴史などの観光資源は豊富なだけに、ガッカリ県ザンネン市だなあと思います。あとは現場レベルで職員さんや住民がなんとか踏ん張っていくんでしょうなあ。

みなさん、私もがんばりますが、一緒にがんばりましょう!

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