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私の1ヶ月と子どもたちの1ヶ月
訪問型学習支援(学ボラ)からの活動エピソード報告です。
学ボラとは
児童養護施設や母子生活支援施設など、社会的養護に関わる児童福祉施設に訪問して学習支援を行う活動。
個別訪問型と集団型があり、集団型は施設等へ複数のメンバーが決まった日時に訪問し、子どもたちと関わりをもちます。
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私は普段、拠点型学習支援(スタサポ)に参加していますが、月に1回だけ学ボラに参加しています。
そこで出会った子どもたちは、いつも明るく元気いっぱいに「こんばんは!」と学習するお部屋に入ってきます。
休憩する時間や遊ぶ時間も毎回子どもたちと相談(もはや交渉)をして決めています。
みんなで絵しりとりをしたり、脱線して絵をリクエストし合ったり、この間は何の流れだったのか、モノマネ大会にまで発展してどうしたらいいものかと冷や汗をかいたのを覚えています。
そんな子どもたちに会えるのは月に1回のみです。
最初は「そんな頻度で会う少し年上の人たちなんて、彼らの記憶に残るんだろうか、しかも勉強しようと言ってくる....…」なんて思っていました。
しかし、子どもたちは見事に私の名前から、1ヶ月前に「勉強が終わったらこれをしよう」といった話まで、いつも覚えていてくれるのです。
私の考えていた1ヶ月というスパンと、子どもたちにとっての1ヶ月というスパンには、大きくギャップがあることを強く思い知りました。
はたから見ればちょっとしたギャップ。でも、子どもたちのニーズをうけとり応える支援者として、このギャップは積み重なればなるほど、子どもたちから遠のいてしまう気がしています。
たった月に1回1時間、できることに限りはあるかもしれません。
子どもたちと一緒に、ちょっとしたギャップを、少しずつ埋めながら、寄り添いながら(時にムチャ振りを断りながら.......)、活動を続けていきたいと思っています。
学ボラ・はるか
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