旅立って見る景色 ~お金、お金持ちについて~
●思わぬところから飛び込む
きっかけは、隣り合わせた見知らぬ二人の会話。
何か”推し”ている雰囲気をキャッチしたら、耳がダンボになった。
話し手が推していたのは、【ろばきよ】。
「ロバキヨ??」ようやく聞こえたその単語を、さっそくググる。
あーーーー、【ロバート・キヨサキ】!!
そう、金持ち父さん・貧乏父さんを書いた人。
すぐさま、図書館ページでオンライン予約。
10冊近くをカゴに入れて、後は時を待つ。
●見えていないものに気づくゾワゾワ感
ロバキヨは、読んだことがあると思っていた。
読み始めて、初めて気づいた勘違い。
それくらい、彼が訴える”見えている社会”がこれまでの自分にはないものだと強く感じた。
「自分が見てきたものは、一部だ。」
「見たいもの、一定の信念のもとに見えるものだけを見てきたわけだ。」
その思いと共に、見えていなかった部分へのワクワクが弾け出した。
彼が言う通り、自分が知るという選択をしなければ、流れ込んでこないものがこの世界にはいっぱいある。
お金とのパートナーシップを180度変えた年になる。
お金に働いてもらうこと。
そのために、お金が働きやすい環境を整えること。
お金が好きだと言葉にできること。
彼らのことをあまりに知らなかったから、もっと知りたいと思うこと。
笑いながら、お金持ちになりたいとカラっと言うこと。
これまで、何をそんなに遠慮していたんだろう?
何をそんなにこだわっていたんだろう?
何をそんなに恐れていたんだろう?
何てひねくれていたんだろう?
ロバキヨが繰り出す言葉の海の中で、そんな問いがあっけらかんと流されていく。
●大人の拗ねた内側
欲しいものを欲しいと言えなくなっていく、大人特有のこじれや拗ね。
それが外れていく経験を、彼の教えに触れる中でしみじみ味わう。
【自分の力で、お金を生み出す】ことに最高の価値を見出していた。
けれど、最高と言えるのは他の選択肢があってこそ使える言葉。
違う、ただその選択肢しか見えていなかっただけだ。
その選択肢しか見ようとしていなかっただけだ。
でも、選択肢を知り選ぶ意思を持ったなら、全く異なる解釈がスタートする。
そして、自分の力でお金を生み出す経験の中で得たものの意味が書き換わる。
これから進むカタチのために、これまでの点が必要だったのだと思う。
新たな線を結ぶのは少し先かもしれないけど、”自力”でぶつかりまくっていた時の一つ一つが、違う形の線になる予感。
●転換点ととらえるかは、自分次第。
お金は、実に多くの人が無関心または嫌悪感を持つテーマと言われる。
私も自力にこだわり、そこに美徳を感じている(あえてこの言葉を用いる)間はずっと無関心だった。
だけど、今このタイミングでじっくり向き合うチャンスを得たことは、非常に大きな転換点だ。
価値観の一部が書き換わることで、オセロのように反転していくことがある。
それは目に見えない地殻変動。
また新たな視点で、この世界・社会と関わっていくきっかけになる。
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