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だしも調味料も使わないレシピ③ 味の素・菜飯おにぎり

だいこんの美味しい季節です。八百屋の店先にふさふさの葉をつけた青首だいこんが並ぶと、食べたくなるのが「菜飯」です。だいこんの葉を刻んで塩揉みし、炊き立てのごはんに混ぜるだけ。池波正太郎の人気シリーズ『剣客商売』にも、この菜飯とみそ汁に酒しか出さない「六道辻の菜飯屋」という店が出てきて、そのストイックなシブさに憧れました。この菜飯のおにぎりを塩ではなく、化調を使って作ってみました。

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【材料1人前】

だいこんの葉……適量

味の素……小さじ1

ごはん……適量

【作り方】

①ボウルにみじん切りにしただいこんの葉を入れ、味の素を振りかけてからよく揉み、5分ほどおく

②①のボウルに炊き立てのごはんを入れ、よく混ぜてからおにぎりにする

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アツアツのままほおばると、ほのぼのと幸福感あふれるお味に……冷えてから食べると、おにぎりの食感が少し締まって、噛みしめるごとに少しずつ米の甘みが溶け出てくるような禅味に……と、ふたつの風味が楽しめます。少し多めに作り、それぞれの味を楽しむのも一興でしょう。だいこんの糠漬けがあればいうことはありませんが、さらに冷酒があれば六道辻の暖簾をくぐれるかもしれませんね。【文責=西益屋ハイジ】


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