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待ち合わせまであと20分。それだけあればスパークリングと拾い読み。
出張で上京してきた友だちと東銀座で会食の予定。
その前に本屋を二軒。
グッと我慢していたが、あえなく落城。
カルロス・ルイス・サフォンの『精霊たちの迷宮』を買ってしまったが、辛うじて上巻一冊で済ますことができた。
「忘れられた本の墓場」シリーズ四部作の完結編。
サフォンは、2020年にアメリカで亡くなっている。
どんなに望んでもこれ以上は読む事ができない。
ヘニング・マンケルの時もそうだが、お気に入りの作家の死はこたえる。
オーナーシェフ、しのさんのビストロ「台所しのだ家」で落ち合って、飲んだり食ったりしたのに、一枚も写真を撮っていない!
しこたまの後は、「Rise&Shine」のアイラウィスキーのソーダ割りでフィニート。
それじゃあ、またと右左。
400kmを走り抜くトレイルランナーの友は、街灯の灯に照らされながら消えて行った。