ペールエールとアリステア・マクラウドの息子。
「カナだの知られざる偉大な作家」と呼ばれるアリステア・マクラウド。
『灰色の輝ける贈り物』と『冬の犬』もともと一冊の短篇集だったものが邦訳時にこの二つの短篇集に再編された。
なぜか、『灰色の輝ける贈り物』は持っていた。持っていることを忘れているのだから読みようがない。
ある日、新潮社のクレストブックの棚で『冬の犬』に出会った。そのままBARのカウンターで読み始めた。
アイレイのソーダ割を片手に短編をひとつ、ひとつ拾って読に続けた。
ちっとも酔わない。
『冬の犬』は再読に入っている。『灰色の輝ける贈り物』を読みながらだが。
春先、もう亡くなったカナだの知られざる偉大な作家の初長編『彼方なる歌に耳を澄ませよ』を見つけた。
ふたつの短篇集を読み終わったら、こいつに手が付く。
昨日、久しぶりに本屋をめぐった。
そして、彼の長男、アレクサンダー・マクラウドのデビュー短篇集『煉瓦を運ぶ』に巡り合った。
だから、昨日はペールエールとひとつだけ短編。