こころに引っ掛かるごくちいさなさざ波。それがぼくにとって大切な何かを指し示してくれていたりする。
先週、金曜日、散髪の後は街と本屋を散策。まだまだなぁ、と自分を戒める。
東京散策のハブは、いつも地下鉄銀座駅か京葉線東京駅。
この日は銀座。
千代田線・代々木公園駅から表参道駅。そこから銀座線で日本橋駅下車。
お目当ての本を買い込む。迷いに迷っていた答えはすぐそばにあった。
さて、次は銀座四丁目交差点。
家人と合流して「和光」のケーク(と書いてある)を買う。
今年一年、お世話になった方たちにこころばかりのお土産。
きれいになった銀座駅構内。前の古ぼけた感じも良かったのになぁ、なんて言うと怒られるかな。
銀座通りを二人で歩く。有楽線・銀座一丁目駅から月島へ。
月島「力鮨」にもケーク。
ぼくらはいつも夕方5時の開店に合わせてお邪魔する。
この日は、おばあちゃんたちの忘年会が入っていたらしく、ぼくらの後にひとり、またひとりとご来店、なのだが、みなさんの忘年会は午後5時半からだとか。5時10分には全員お揃いになって、楽しい宴会のはじまり。
おばあちゃんその①「○○ちゃん、さっきあなたが見えたから呼んだのに、振り返りもしないで」
おばあちゃんその②「あらそう、だってわたし耳が遠いんだもの聞こえないわよ」
おばあちゃんその③「そうそう、耳も眼もだめなのよね。もう食欲だけね」
みなさん、それで十分でございます。聞き耳は楽しいね。
お刺身の盛り合わせ、貝の盛り合わせ、穴子の白焼き、イカとうにを海苔で巻く、でビール、鉄幹のソーダ割。
鯵、小肌、鯖、鰤、中トロ、海老を握ってもらって満腹!ご馳走様。
さて、いつもの勝どきへ。
晴海のクリークに架かる小さな橋を渡る楽しみがこの景色。
豊海の空にかわいいやつが…
友人がオーナーのお店「レッドストリング」。友人はアクセサリー作家でもある。作品はお店でも買えるシステム。
彼女から家人に、こんな素敵なクリスマスプレゼント。
ちゃんとクリスマスカラーだ。
未熟もののぼくから家人にプレゼント。
義母へのクリスマスプレゼントを探していた。
なかなかこれというものが見つからない。
家人に、長田弘さんの本でプレゼントしてない本が何かあったっけ?
・・・・
もう、なさそうだな。
家人、あまり字が多いと読まないから…。
そう高山なおみさんの新刊なんかだと喜ぶかも。
ということで、高山なおみ著『自炊。何にしようか』を先々週に贈った。
おかあさんは夜中の2時まで読みふけっていたらしい。
ここで、なんで気が付かないんだろう。
ぼんやりだなぁ、鈍いなぁ、家人だって読みたいはずなのに。
カヴァを飲みながらページをめくっている。
喜んでいる。
うれしい。
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