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【宅建】民法で挫折しそうなあなたへ


宅建での民法の理解度は定番の挫折ポイントであり、多くの受験生を悩ませていることでしょう。

この記事を読んでいる方は、まさに民法が理解できず悩んでいるのではないでしょうか。

今回は「宅建での民法」をテーマに、少し自論を述べていきたいと思います。

ちなみに私は民法を理解したとは到底思えませんが、無事合格しております。

・民法を理解するには宅建では足りない。
・宅建合格者でも理解などしていない。


・民法を理解するには宅建では足りない。


宅建学習での民法はまさに鬼門です。
問題を見るだけで拒否反応のようなものが起きてしまいがちです。
「あー、もうわけがわからない」と。

私も、たしかに序盤から終盤の学習まで基本的に同じ気持ちでした。

民法というものは1,000以上の条文があるそうです。
これをすべて理解できている人はかなり少ないはずです。

そして、何かを学習することを「完璧に理解すること」だと思っている人もいるかも知れませんが、果たしてそうでしょうか。
さわり部分だけや、にわか知識を得ることも「学習」なのではないでしょうか。
学習する意欲こそ評価の対象にされるべきであり、その度合はまた別の話であるというのが私の自論です。

「0」と「100」には大きな差がありますが、同様に「0」と「1」にも大きな差があると思います。
1度も経験がないことと、1度経験したことがあることには大きな差があるはずです。

何事も真に完璧を追い求めれば30年、40年かかるでしょう。
我々は字を書くことはできますが、書道を極めているとは言えないように。

そもそも完璧な理解など求める必要はありません。
知っているかも?と思えることが、非常に価値があります。


・宅建合格者でも理解などしていない。


冒頭でも述べたように、私は民法を理解できていません。
しかし、合格することはできました。

実際の試験では10問ほどが「民法の規定によれば〜」での問いでしたが、6問正解だったと記憶しております。

ここからは私の主観が入りますが、果たして10問中10問正解した受験者がどれほどいたのでしょうか。
100人に1人、1%ぐらいだろうというのが私の勝手な想像です。

合格者の多くは5〜7問正解ぐらいの正解率なのではないでしょうか。

宅建業法は満点に近い得点でしたので理解できていた自信がありますが、民法は理解できていないと言い切れます。

ただし、正解を導き出すことはできなかったかもしれませんが、何が問われているかを理解することできていました。
8問ほどは、どういう状況を説明している文章なのか想像出来ていました。

民法は暗記が通用しない科目です。
問われ方が多種多様だからです。
よって条文や解説を暗記する必要はありませんが、問題の意図が分かる程度に知識を増やすことは必要です。
問題の意味さえ分かれば7割ほどは一般常識的な考え方でも2択ぐらいには絞れます。

別記事でも書いていますが、問題を解くことを繰り返せば似たような問題が出ていることに気が付きますし、慣れてくることで思考が停止することなく冷静に判断できるようになります。
問われ方が違うだけで必要な知識は同じという問題が非常に多いのです。
「なんだかあまり見かけない問題だな」と感じることができれば、それはイレギュラーな知識ですので、無視しても構わないでしょう。


宅建合格者ですら民法は理解できていないのですから、焦る必要などありません。
みな同じ道を通って来ています。
理解することは難しいですが、慣れることは絶対に可能です。


覚えることより、慣れることに専念したほうが気持ちがすごく楽になります。
間違うことなど、当然なのですから。


精神論的な話になってしまいましたが、いかがだったでしょうか。
民法によって宅建の学習意欲が削がれるのはもったいないと思い、私の考え方を述べていきました。
少しでもみなさまの参考になれば幸いです。


よろしければ、また別の記事で。


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