
「学歴ロンダリング」を考える
<この記事の概要>
この記事で知ることができること
この記事では、以下のことを知ることができます。
⑴教職大学院とは
⑵「学歴ロンダリング」について考える
この記事をおすすめしたい人
⑴外部の大学院に進学することに興味がある人
⑵教職大学院に興味があるが、進学を迷っている人
⑶学歴ロンダリングについて興味がある人
この記事をおすすめしない人
⑴このテーマに興味が無い人
⑵学歴ファースト主義の人
⑶情報を得ることに貪欲でない人
ご挨拶
こんにちは。カチャエリ―です。
この度、某国立教職大学院に合格し、来年度より入学する予定です。私が受験前に、教職大学院進学について、相談をできる人は、数少なかったです。私は、幸い、高校生の時にお世話になった、塾の先生のお友達が、志望する教職大学院のOBでしたので、相談をしたり、情報を得たりすることができました。
今回は、その経験から、教職大学院に興味のある方や、教職大学院に進学しようか迷っている方に向けて、「学歴ロンダリング」について、私が思うところをお話ししようと思います。
更新情報
特になし
<教職大学院とは>
教職大学院の概要や、入試全体に関わる情報は、こちらの記事にまとめてありますので、ご覧ください。
<学歴ロンダリングについて考える>
カチャエリーと学歴
さて、私の簡単なプロフィールについては、『なぜ教職大学院に入るのか。』という記事でお話しした通りです。
そして、この記事における前提を述べておきます。
①「偏差値」➡学校名+偏差値で検索して一番上に出てくる記事の数字。
②様々な言葉の意味➡あえて、Wikipediaを引用します。「あえて」です。
③私は「学歴」にあまりこだわりがない、ということ。
さて、前提を述べた上で、改めて、私の「学歴」に関する情報を整理してみます。
私は、諸事情があって、某私立高等学校に入学をしました。その高校の偏差値は中の下です。その後、某私立大学に進学をし、教職課程を履修しました。こちらの大学も偏差値は中の下、または下の上。
そして、皆さんもご存じの通り、来年度より某国立教職大学院に入学をするわけです。
在学中(まもなく卒業)の大学の偏差値に、「20」を足すと、およそ、進学する教職大学院の、学部の偏差値になります。
これって、つまり「学歴ロンダリング」に該当するわけですよね、世の中的には。
学歴ロンダリング(がくれきロンダリング)とは、日本で大学院進学の際に自身の出身大学よりも更に上のレベル(学歴)の大学院に進学することを指すインターネットスラングである。別名は大学院ロンダリングであり、ネガティブな意味あいで使われることが多い。略称は学歴ロンダ、院ロンダ。また派生語として下記の三つがある。
学歴ロンダリングとは逆に下位の大学院に進学すること。 → 逆ロンダリング 主に短大卒・高専卒が四年制大学へ三年次編入すること。 → 編入ロンダリング 特に理系において大学と大学院で専門分野を変更すること。 → 専攻ロンダリング
そして、なぜ、このような記事を書くに至ったのかも説明します。
それは、大学院合格から今日に至るまでに私がした、以下の3点の経験に集約されます。
①来年度からの進路を聞かれ「大学院です。」と答え、「どこ?××(今いる大学)?」と聞かれ、「○○(進学先)です。」答えると、「○○大の大学院?すごい!」と言われる。
②アルバイト先を探すと、時給がいちいち高い。全くオファーが来なかった塾講師スカウト系サイトのプロフィールを、「来年度からのものです」とことわりを書いた上で、大学院バージョンにすると、とてつもないオファーが来る。
③今の大学からの「終活」をしていてふと思うことがあったから。
まだ入学をしてすらいないのですが、私の進路選択は、世の中的には「学歴ロンダリング」に該当するのだな、と。ふと、思ったわけです。
ですが、私個人の感覚としては、全く学歴ロンダリングではないのです。
その理由を、次の章で述べます。
割とカチャエリーは傲慢だった
『なぜ~』でも述べたように、私の進路選択が学歴ロンダリングに該当することは、進学が決まった後に気が付いたわけです。
世の中的には、というかWikipedia的には、学歴ロンダリングに該当するのですが、私の個人内では、全くロンダリングじゃなかったんです。
では、なぜそう思うのか。それは見出しの通りです。
私は高校3年生の時から、その年の共通テストを毎年、自室で解いています。一度も9割を下回ったことはありません。例えインフルエンザにかかりながら解いた時でも。
自分の学力と、自分の大学の偏差値に、乖離があることを、自分自身のプライドの拠り所にしていたんですよね。そういう性格だから友達の数が少ないんでしょうけど。
でも、いったんそういったプライドを捨てて、学歴でしか人を見られない人の立場に立ってみると、自分のしていることは学歴ロンダリングなのだな、とも思うわけです。
そして、次のことも思うわけです。
割とカチャエリーは謙虚(卑屈)だった
いったん、全教職大学院とその学生・教員を敵に回しますけど。
たかが教職大学院なんですよね。
一部の人は教員以外の道を選びますが、基本的に教職大学院修了後に想定されている進路は、学校の教員です。
ということは(カチャエリーの思想的には)、大切なのは、修了後に、出会った子どもたちを笑顔にできるか、成長させられるか、が最終的な勝負なわけで。私の学歴なんか知ったところで、子どもは笑顔にならないんですよね。
教員という職業人としてのことだけを考えれば、教員になってからの成長が、最終的な勝負なわけですよね。もちろん、大学院を出るからには、他の教員の方よりも、専門分野や研究での活躍というのはしなければ、とは思いますが。
というか、世界大学ランキング2ケタ台の大学に行くわけではないので、世界的に誇れる学歴を得るわけでもなく。
そういう観点からも、自分の学歴は全く気にしていなかったわけです。
③について語る
この記事を書いた理由は、①②に比べて、③の比重が大きいです。
『なぜ~』をご覧いただくと分かりますが、私は在学中の大学に対しては、ネガティブな気持ちがあります。
カチャエリーが在学する大学は、お世辞にも「有名」「一流」といった言葉では表すことのできない、私立大学です。
メリットがあったので、今の大学に入学したのですが、そのメリットを享受できたことはもちろん、出会った友人やお世話になった先生との出会いは、私にとっては、この上なく良いことでした。ですが、それと同じくらいネガティブなこともありました。人生が終わりかけましたのでね。
母校高校のHPには、今の大学に進学するに至った経緯などを語っている、私のコメントがあったのですが、先日、そのコメントの削除をお願いしました。理由は、先ほどから述べているネガティブな気持ち。加えて、教育実習先や塾の生徒に私の名前を検索されて、高校と大学が一発でバレる案件が数件あったからです。
コメント削除のお願いを高校に電話ですると、HP関連の担当が、教科担任としてお世話になった先生でした。大学院に進学することは報告していた先生だったので、コメント削除を希望した経緯をお話しすると、少しして、「だから大学院に行くのか?」とおっしゃりました。
『なぜ~』を読んでくださった方は分かる通り、そうではないのですが。
確かに、先生の言葉を聞いて、母校高校と大学の経歴はインターネット上から消したいのに、大学院の名前は普通に出す。そういう行動をしている私がいるのだな、と、ふと思ったのです。
つまり、潜在的に自分は、自分の学歴をロンダリングしていたのだな、と。
その電話を切った時に、外部の大学院に進学することを検討している大学生に向けて、入学を目前に控えた今の気持ちを、noteに素直に綴っておこうと思ったわけです。
外部の教職大学院に進学することを検討している人へ
さて。Wikipedia的「学歴ロンダリング」に該当する形で、外部の教職大学院に進学することを検討している皆さん。私たちの勝負は、学校現場に出てからです。ぜひ、堂々と、ロンダリングしませんか。
もちろん、大学院修了を目前にした時の私の気持ちは分かりません。それは、その時にあらためて、この記事を引用して、綴ろうと思います。