見出し画像

NPOの職員として働くということ〜一歩踏み出す瞬間〜

 2019年3月、ボランティアスタッフとして関わっていた認定NPO法人Kacotam(カコタム)の常勤職員になりました。
 大学(理学部・生物)を卒業後、公立高校の教員(理科)として勤務の後、システム開発の会社にサーバー技術者として転職し、2度目の転職としてKacotam常勤職員になりました。

 転職して常勤職員になりましたといっても、今まで勤務していた会社にも週12時間ほど勤務しています。いわゆるダブルワークです。
 元々はKacotam一本になる予定でしたが、会社と退職の話をしていく中で、Kacotamの職員としての必要な時間を確保した上で、会社の方にも勤務できるような共存の道を......という話になり、Kacotam・会社・自分の三者の利害関係の折衷案の結果が現状のダブルワークです。

 いろいろな要素が現状の折衷案に落ち着く要因がありましたが、最も大きい要因は、「Kacotamの職員になる」というのが転職の目的ではなかったことです。

 タイトルを「NPOの職員として働くということ」としてしまいましたが、Kacotamの職員応募の面談のときに、代表に伝えたのは、「職員になりたいというよりも、これまでよりKacotamの活動に使える時間を増やしたいと思っている」ということでした。

 実際、今自分が担っている業務の内、「職員」という肩書きがついたことによって客観的必然性や責任という部分がはっきりしたとこや、自分から踏み込み易くなったことはありますが、ボランティア時代から変わらず続いていることも多くあります(対子どもはもちろん、システム開発や広報に関わる部分などは変わらずです)。

 Kacotamでの活動は、ボランティアスタッフでもできることが多くあります。新しい活動をつくることだってできます(システム開発室もその一つです)。とはいっても、本業の傍らでKacotamに関わるとなると、使える時間は限られていて、「あと少し時間があれば、○○が進められるのに......」「仕事なければ、○○(企画)ができるのに......」ということが、自分の中に積もってきていました。

 そんなとき、なかなか二人目の常勤職員が決まらないという状況が重なったので、思い切って一歩を踏み出してみたという次第です。

 2019年は、くすぶっていたことの内のいくつか(子どものやりたいをカタチにするプロジェクト、中高生のオープンスペースゆるきち)は前進させることができたのかなと思いつつも、まだまだ積み残しはあり、これから着実に進めていきたいと思っています。

◆◇ ◆◇ ◆◇

 斉藤の過去の経歴なども気になってしまった稀有な方は、斉藤個人ページをご覧ください。

 常勤職員着任から1年という節目なので、Syncableで、キャンペーンを始めました。少しでも興味を持ってくれた方は、ぜひ応援してください!

いただいたサポートに応じて、「環境に左右されない楽しい学びの場をすべての子ども・若者へ」をミッションに活動する認定NPO法人Kacotam(カコタム)へ寄付をします!