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【開発室日記】内製ポータルシステムのカイゼン年末年始リリース編

 カコタムシステム開発室 室長の斉藤です。

 年末年始、いろいろな活動がお休みに入ると何ができるか。そう、システム開発ができるんです←
 そもそも、兼務のしすぎがよくない….とはわかっている….。

 過去には大リニューアルをしたり。

 インフラ移行をしたり。

 さて、この年末は…。

寄付金受領証明書(年次発行)のカイゼン

 認定NPO法人に寄付をすると、税制優遇を受けることができます。その際の証憑書類として、寄付金受領証明書が必要になってきます。
 故に、認定NPO法人として認定されているKacotamでも、寄付をいただいた方々へ毎年、寄付金受領証明書の送付(発行)を行っています。

こんな証明書が出力できるようにしている。
HTML+CSSで組んで、Chromeの印刷からPDFにしてもらっている。
A-one ラベルシール(品番:28314)用の宛名ラベル印刷データも生成できるようにしている。
HTML+CSSで組んで、Chromeの印刷からPDFにしてもらっている。

 この寄付金受領証明書の発行に関する機能自体は、2019年の「認定NPO法人」としての認定を受けた年度末までに実装して稼働をしてきていました。
 運用をして行く中で、バックオフィスチームからフィードバック(リクエスト)として、

  • 「寄付金受領証明書」のPDFのファイルサイズが大きくなってしまって印刷データの表示やプリンタへ送る処理にすごく時間がかかるので、分割して出力できるようにしてほしい。

  • 「寄付金受領証明書」の並び順と一致するように、「宛名ラベル」の印刷データを生成してほしい。

という2点が上がってきていました。2022年1月のことなので、かれこれ3年になります…。

年に1回の作業ということもあり、実装スケジュールをノンビリ組み続けていた結果、割込業務(開発室以外の)で、実装時間が取れずで2シーズン分もお待たせしてしまっていました.…。

「簡単にできるハズ・・・だった・・・」

プログラム上の課題は、Github Copilot、Github Copilot Chatも大いに手助けしてくれて、どちらも、小一時間ほどで実装完了。

手元の開発環境とダミーデータでは、意図した動作をすることを確認したので、ステージング環境にデプロイして本番に近いデータで確認をしたところ….。

「順番があわなーい!」

おまえ、さっきまであってたじゃん….。

ソースコードを見返すも見返すも全くわからないので、年越しで寝かせてみる大作戦に….。

・・・

新年の自分。インフルAに元旦早々やられたけれど、なんとか復活して、ついにDBを疑い始める。

どうもDB(PostgreSQL)の文字列照合順問題を踏み抜いていたよう。

たしかに、そもそも寄付者一覧の表示の時点から、意図した並びになっていない!!!!!!!

「ちょちょっと変えて終わるハズだった…」

文字列照合順ぐらい、ちょっと変えればよろしいだろうと思ったら、そんなに甘くはなかった….。技術的な細かい話になるので、割愛。

「で・き・た!」

なんやかんや波乱はありましたが、なんとか年始お休みモード中の、1/4までに本番リリースを完了。あとは、問題なく、今年度の業務が進んで行くことを祈るのみ…。

◆◇◆

 Kacotamではいろいろなメンバーがそれぞれの得意を活かして、主たる活動の学習支援や居場所づくりを支える活動(事務、広報、情報システムなど)が支えられています。

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Katsuya SAITO
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