【ややネタ】メンタルゲームを株取引に導入する④インデックス投資オルカンの罠と損切り例
今回は成人学習モデルの例をオルカンを買う人に当てはめてみます
まずオルカンはあがるのか
インデックス投資オルカンは株の選択肢の中では上がる確率が高いと言えます
単純に株のプロが運用するわけで素人よりは期待値高いですよね
なおかつ全世界に投資するのでリスクも少ない
インフレに連動する
投資会社が相場作りに来る（でないと相場で儲けられないので会社を維持できない）
金持ちが儲かるのは株が上がり続けている時
各社の議決権
などなど理由を上げればきりがありません
それでも損切りする
NISAは損切りすると損益通算ができないという欠点があります
長期投資として運用してほしいという政府の思惑があります
上がる理由は無数にあり、損切りすると明確なデメリットが存在する
しかしちょっと下がりだすと狼狽して損切りする人が後をたちません
何故なのか
無意識的有能レベルで理解していない
その理由は意識的有能レベルでは知っていても、無意識的有能レベルでは理解していないからです
感情が暴走した時あなたの思考力は下がり、意識レベルでのルールは破られます
ダイエットしてる人が頭でだめだとわかってても定期的にドカ食いしてリバウンドしちゃうようなもんです
具体例
そんなの意志が弱い人だけの話だろうと思われる方もいるかもしれないので具体例を出します
コロナショック明けの２０２０～２０２１年大規模な金融緩和によって世界経済は回復しました
いやむしろ回復しすぎてインフレしました
当時はインフレしてないよ大丈夫と言ってたFRB長官も、
２０２１年の年末にやっぱインフレしてたわごめーん利上げするわーと手のひらを返します
そして２０２２年年初、それでも利上げしても大した事ないだろうと思われていました
新NISAほどではないですがブームで、レバナス（レバレッジを効かせたIT系多めのETF)を年初に一括する人も多かったです
オワコン化
同時にロシアの戦争も始まります
ロシアは資源国なので物の流通量が減り、色々な物がさらにインフレします
インフレを対策するために利上げを続けなければなりません
当初は２０２２年夏くらいには利上げも終わるだろうと思われていたのが２０２３年後半まで続きました
米国の主要指数であるS&Pも最高値から3/5程度になりました
年初から買った人は勿論損切り
その時の狼狽っぷりは凄まじく、非難を受けた厚切りジェイソンのTwitterは全消去されました
（その後株価が回復したところで２冊目の本（金色）が発売されました）
とはいえこの時は円安も同時進行していたのでレバレッジをかけてない人は指数で損する分円安で上がってトントンでした
実はコロナ以降で株を買った日本人は本当の下げ相場を経験していません
想像してください
株自体は２０２３年には上がりだすのですがそれでも１年ほど下げ続ける相場を見て我慢する必要がありました
どかっと一気に下がるわけではなく、毎週少しずつどこまで下がるかわからないチャートを見続ける事になります（結果的には3/5でしたが、最悪０になる可能性だってある）
勿論お金も数万円単位でどんどん減っていきます
ふと思い出して評価額を見るとまた数万円下がってる・・・これが１年続きます
「株なんか買わずに数万円で贅沢すればよかったのに」
１年間嫌な感情が蓄積し続けていきます
職場にちょっと小言を言うだけの人がいたとして、最初は気になりませんが何度も接する中で時間が経つと、その人の人間性自体がどうしようもなく嫌いになる事がありませんか？
ちょっとずつ蓄積された感情もいつか大きくなり爆発します
その時人は意識レベルでの思考ができなくなります
無意識的有能にするには
てことで意識的有能（他人から言われた知識やルールなど）は破られます
じゃあどうしたらいいのかというと自分の本心から理解する事です
本心から理解して直感レベルにまで落とし込めば感情のバランスがおかしくなっても直感で判断するので変な狼狽をしなくなります
そのためには
・実際下がる時自分がどうなるかを細かく想像する（１年間下げ続けた時の事を体感時間１年間のボリュームで想像する）
・その時自分がどう動くか、それによってどうなるか（行動から結果を想像）
・結果が良くなかった時、その時どうすればよかったのか
・その時すればよかった行動になるようにするにはどうすればいいのか（ルールなど）
・そのルール通りに動いて果たして常に期待値があるのか（これは時には正しくない時もあるが回数繰り返せば期待値があるという意味）
を何度も考えて自分の中で納得する答えにたどり着く事です
またオルカンを人に言われて良いのは知ってるけど本当に自分の中で信じられるのか（一生株価が下がり続けても買い増ししつづけれるのか）も問題です
オルカンが上がる根拠を自分の中で理解しなければなりません
例えそれが間違っててもいいんです
とにかく人の意見ではなく自分の中で１００％妥協なしに納得する答えがあるかどうか