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オバサンが主役の大運動会 ~「緑のオーバーザサン安全第一私たちの大運動会」オバサンたちの狂宴(その1)~
こんにちは。カブトムシの母です。
行って参りました。
「緑のオーバーザサン安全第一私たちの大運動会」へ。
前回の記事 ↓
昨日はワクワクしすぎてなかなか寝付けず(子どもか!)
今朝は5時半起きだったので、かなりの寝不足で出かけました。
朝、バタバタして「話しかけてほしいおひとり様」が巻くバンダナを用意しておいたのに忘れてしまいました。
私のバカ!(いつものことだけど)。
会場は今年の4月にできたばかりという「横浜BUNTAI」。
美しいアリーナで冷房も寒いくらいにきいていて、熱中症とは無縁でした。
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オバサンをナンパ
9時ごろ、最寄りの関内駅に着くと、さっそく”GOJOKAI”や”Over the Sun”と書かれたTシャツを着たオバサンのグループが。
やっぱり、こういう所は友達同士で来るものなのかな、と、ちょっと気圧されてしまいました。
コンビニで昼食を買い、歩いていくと私より少し年上とお見受けするおひとり様を発見!
その腕にはバンダナが!!
思わず「おひとりですか」と声をかけてしまいました。
オバサンがオバサンをナンパ(笑)
自然に一緒に歩き始めた私たち。
その方(Aさんと呼びます。)は今年の春からポッドキャストを聞き始め、既に全話聞き終えたそう。
気さくな方で、すぐに意気投合しました。
席は全席指定でしたが、驚いたことに、約3000席もあるというのに、Aさんは私のすぐ斜め前の席!
なんだかご縁を感じました。
買い物も昼ご飯もAさんとご一緒し、おかげでおひとり様で寂しい思いをすることはありませんでした。
ちなみに席はかなり後ろの方で3階の横の席。
スクリーンもよく見えず、ちょっと残念でした。
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グッズを買う
グッズ販売所は既に列ができていましたが、開場後、すぐに並んだおかげで、それほど待たずに買えました。
私はTシャツとタオルを、Aさんはタオルとハンドクリームをゲット。
Tシャツは一見すると、どこかの野球チームの応援シャツみたい。
でもよく見ると、オーバーザサンの合言葉 ”Makehende(負けへんで)"と083(オバサン)。
これを着れば、どんな困難にも「負けへんで」精神でがんばれる気がします。
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ふだん、推しのグッズを買っている息子に「コスパ、考えなよ。Tシャツがそんなに高いなんておかしいでしょ」などと言っている私。
もう息子にどうこう言えない。
この親にしてこの子あり。
これが「推し活」ってヤツなんでしょうか。
列はどんどんのびていき、11時の開会までに間に合わないようでした。
後からアナウンスがありましたが、Tシャツやタオルは完売し、後日、ネット販売されることになったそうです。
グッズ売り場には、他にもスポンサー企業による飴のつかみどりや、アイブロウのプレゼント、リスナーにはお馴染み「おひとつどうぞ」で有名なアミノバイタルの「おばさんセット」が売られていて、近くでは担当者のカワチさんが写真撮影をしていたので、私も一緒にとってもらいました。
すごいなあ。オバサンによる経済効果。
今の50歳前後は「団塊ジュニア」世代でもあるので人数も多い。
そして、仕事をしている女性も多いので、自由になる小金も持っている。
なので、オバサンをターゲットにした商売はねらい目かも?
「一杯のかけそば」への違和感と互助会員の活躍
前回の放送で、ジェーン・スーさんが言っていたことが思い出されます。
1980年代に話題になった「一杯のかけそば」。
夫を交通事故で亡くした母親が、二人の息子を連れ、毎年大みそかになるとそば屋に年越しそばを食べに来て一杯だけ注文し、親子3人で仲良く分け合って食べる。
それが何年か後、立派に成長した息子が、母親を連れて親子で3杯食べられるようになった。よかったね、というお話。
心温まる親子の話として広まっていたけれど、スーさん曰く、もし母親がちゃんと働いて稼げていれば親子3杯食べられていたはず。
昔はそういう時代だった…。夫を亡くした女性はたちまち貧乏になり、福祉も脆弱だった。
しかし、今は違う!
なんで、そんな話になったかと言うと、2週間前の放送で、サントリーで働く互助会員へらみさんが、並々ならぬ努力で会社に稟議を通し、「割るだけBOSS CAFÉ」2400杯分を、オーバーザサンのリスナーさんにと番組にプレゼントしてくれたということがありました。
今、オーバーザサンの互助会員は、あらゆる組織にいて布教活動を行い、時に会社のお偉いさんを説得し、番組のスポンサーになったり、自社商品をリスナーにプレゼントしてくれたりします。
その女性たちの活躍に対し、スーさんは「一杯のかけそば」からおよそ30年、働く女性が会社に対して発言権や決定権を持てるようになったいい時代になった、と言っていました。
今日、グッズを買い漁るオバサンたちを見て、オバサンが(昔に比べて)経済力をつけたいい時代になったのかも、と思いました。
そのオバサン市場の拡大を見越してなのか、座席に行くと、オーバーザサンの大きなビニール袋が置いてあり、中には「割るだけBOSS CAFÉ」をはじめ、スポンサーさんからのお土産がいろいろと入っていました。
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スポンサー企業の担当者さん=互助会員のお仕事エピソードが番組内で語られることもあるので、互助会員はスポンサーさんが大好き。
イベントでスポンサー紹介があると、皆、温かい拍手。
他のイベントでは見られない光景です。
緑のオバサン
イベントのテーマが「緑のオーバーザサン」(緑は「安全」の象徴)ということで、会場には緑色を身につけたオバサンであふれていました。
緑のスカート、緑のシャツ、緑のハチマキ。全身緑のファッションの人まで。
中には、自作のオーバーザサンのカチューシャや、Tシャツに文字を入れて着ている人達もいました。
Aさんもこの日のために、緑色のTシャツをわざわざ購入したと言っていました。
私は最初からTシャツとタオルを買うつもりだったので現地調達で上半身緑色に。
開会式
そうこうするうちに、あっという間に11時になり、会場が暗くなったかと思うと、スーさんと美香さんが現れました。
「キャー‼」というオバサンたちの黄色の歓声。
“Over the Sun”の旗を持って、運動会らしく行進する2人の後ろには、マーチングバンド。
演奏する曲は「宇宙戦艦ヤマト」!(なつかしすぎる)
そして、あいさつの後、オバサンらしい言葉の選手宣誓が行われ、来賓(=スポンサー)の紹介の後、公式テーマソングである「希望のスンス」を斉唱。
https://youtu.be/XML4u7VJFdo?si=Ovbqn37F5CPgpWMr
その後、全員でラジオ体操。
3000人近いオバサンたち(+少数のキッズ、若者、男性)が揃ってラジオ体操をする様は、はた目から見たら、きっとものすごく異様で、新手の新興宗教か⁉と思われるような有様。
まあ、ある意味、互助会員は、スーさん、美香さんを教祖としたオーバーザサン教の信者なのかも。
かくいう私も信者の一人。
長くなりましたので、次に続きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
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つづきはこちら ↓
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