クラロワリーグ | CRL East | 2020-SS-PO2 | スコアブックP.O.Week2. 至福
プレイオフを舞台に”日本対決”が実現した至福を噛みしめる。
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『クラッシュ・ロワイヤル』の公式eスポーツリーグ「クラロワリーグ イースト」(Clash Royale League East)2020年 スペシャルシーズン(SS)のPlayoffs Week2(2020.5.16-17)がおこなわれた。
今回のnoteでも、今週のCRLをスコア中心にがっつりとまとめていきたい。
本noteでは、”より資料的によりマニアックに”、世の中に流通する情報を網羅する勢いでCRL Eastについて毎週レポート中。
Smashlogでの”今週のCRLを短い時間でざっくり把握できる”リーグ連載記事ともども、よろしくお願いします!
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イースト週間レポート(by Smashlog)
「Smashlog」で筆者が連載中のCRL記事の第6回(プレイオフWeek2)。
プレイオフの結果と、”至福”のベストマッチ、そして”妄想原稿”なるコラムを書いた。勝ち残った3チームの想いや物語を少しでも共有できれば。
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Topic1: P.O.Match8にて、”日本対決”が実現
今週Playoffs Week2最大のトピックは、P.O.Match8で”日本対決”が実現したことだ。「Day1にFAVとPONOSが勝てば」という条件が課せられていたが、それぞれの相手TalonとTTGも強敵であり、実現可能性は”五分五分かける五分五分”で4分の1あるかないかだった。
FAV・PONOS両チームが勝ち上がって、”至福”の時間をファンにプレゼントしてくれたこと対して何度でも感謝の言葉を送りたい。
クラロワリーグのプレイオフで日本チームが直接対戦したのは、過去に2度。1度目はCRL Asia 2018 S1のファイナル(GameWith-PONOS)で、2度目はCRL Asia 2019 S1のファイナル(またもGameWith-PONOS)だった。残念なことにGameWithがCRLを去った今、この名物カードの3度目を見る機会はもうない。
くわえて、CRL Asia(全12チーム・日本チーム4)がChinaとリーグ統合され、CRL East(全8チーム・日本チーム2)になったことで、日本チームが直接対戦する機会は減ってしまった。大舞台での対戦どころか、そもそもの対戦自体がいまやレアなのだ。
”長い付き合いで勝手知ったる間柄だからこそ負けたくない負けられない”、そういう健康的なライバル関係が僕は好きだ。”日本対決”自体の希少性が増す中で、ファンとしてもその1試合1試合を大事にしていきたいと思う。
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Topic2: ハネハネカップ(5月12日-17日)
5月17日、FAV gamingストリーマー部門所属のHANExHANE(Supercell クリエイター:hanehane)が自身初となる主催大会を無事完遂した。
5月12日から4日間予選1000人大会が開かれたが、文字通り”秒”でその枠が埋まる盛況ぶりだった。8人のファイナリストによる決勝トーナメントは、5月17日14時にHANExHANEチャンネルにてYouTubeライブ配信され、”手数もスタンプも多めの賞金稼ぎ” かずとの優勝でにぎやかに幕を閉じた。
主催者HANExHANE、そして大会をサポートしてくれた「ZONe」(超没入エナジードリンク。2020/05/12発売開始)に感謝するとともに、気が早いですが第2回も楽しみにしていますとお伝えしたい。
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Topic3: CRL West続報。開幕は5月23日
もう1つのクラロワリーグ、ウェストの新シーズン情報が公開された。2020年の春シーズン開幕日は、現地時間5月23日。イースト同様試合はすべてオンラインで開催され、昨年から2増4減の10チームが参戦する。
奇しくも5月23日は、East 2020 SSのファイナルが行われる日でもある。EastもWestも両方追いかけているファンにとって、5月23日は楽しくも長い夜となりそうだ。可能ならあらかじめ昼寝などしておきたい。
ゲーム内では、West版のファンタジーロワイヤルがはじまったり、ロスターが公開されたりと、日々続々情報が公開されている。一刻も早く最新情報を掴みたい方は、CRL Westの英語公式Twitter(@EsportsRoyaleEN)をフォローしよう。ついでに良ければ筆者Twitter(@kabutom1938)の方も。
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Topic4: Supercell 10周年(2020年5月14日)
2020年5月14日、Supercell社が10周年を迎えた。彼らは”永遠に遊ばれるゲーム”を目標に、少数精鋭にこだわったユニークかつフラットな開発体制で「クラッシュ・オブ・クラン」や「クラッシュ・ロワイヤル」、「ブロスタ」といった世界的ヒット作を次々と世に送り出してきた。
社長のIlkka Paananen氏のTweetによれば、彼らがこの10年間に提供してきたゲームのプレイヤー数は43億アカウントに達し、少なく見積もっても13億人がSupercell のゲームをプレイしたことになるそうだ。
Supercell社10周年を祝うHashtag、#Supercell10 には多くのお祝いのメッセージや作品が寄せられている。Supercellがハッピーにしたプレイヤーたちの感謝の気持ちで、僕ら周りのプレイヤーもハッピーになれる。ゲームが最高なだけでなく、Supercellはコミュニティにおいても最高だ。
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P.O.Match5: FAV gaming 3-1Talon
・2連敗中FAV対5連勝中Talon。
・Set1Game1:いきなり両チームのKey Player対決、JACK対Line。使用するデッキの平均コストの分布もよく似た2人。(Lineが開幕で使ったあのメガナイトのスタンプは見たことが無いが・・・?)
・Set1Game4:互いに相手の主軸武器バルーンとWBはシャットアウトするが、ディガーでコツコツ削り合う。試合時間終了3秒前、新人Geraltの3タテをX-Bow Masterが阻止。
・Set1Game5:KOH大将戦はともに軽量級を好む2人の対決。同じディガーデッキながら、Blizzardの最後の1枚がメガナイトなのに対して、X-Bow Masterの最後の1枚はペッカ。解説・いけだつばさ「デッキチョイスが素晴らしかったですね」。
・Set2Game1:ドラフトながらけんつめしがゴレダクネを完成させ、沸く。試合はゴレ展開のタイミングで逆サイドをホグで攻めたLineの1本勝ち。
・Set3Game1:KOHの再戦。前半は防戦一方だったX-Bow Masterだが、中盤以降ジャイスパを徐々に展開し始める。遂に重い一撃を届けて勝負あり。
・Set4:JACKのマジアチャ使いがとにかく美しい。勝ったのはFAV。
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P.O.Match6: TTG 1-3 PONOS
・Set1:D.King(TTG)3タテ達成。今季CRL Eastで8人目。3戦とも採用したデリバリーの防衛力が堅いのなんの。
・Set2:王対神のTPD。Game1、解説・いけだつばさ「インドラ・ババと相手に対策カードが2枚もあるのにゴレで突破したのは素晴らしい」。天GODはライトニング(Game1)とロケット(Game2)も上手い。
・Set3:注目選手AUK(TTG)とマッチアップするのは焼き鳥(PNS)。解説・いけだつばさ「焼き鳥選手はAUK選手相手に落ち着いてます。PONOSにダークホース登場ですね」
・Set4:KK(PNS)がイメージにないホグクエイクで逆転勝利。
・PONOSが勝ったことで、翌日Match8の組合せがFAV対PONOSに決まった。日本ファン待望の”日本対決”がこのプレイオフという舞台で実現!
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P.O.Match7: W.EDGM 3-2 KIX Team
・Winners'は、W.EDGM対KIX。勝った方は決勝進出。負けた方はLosers'。
・Set1Game1:いきなり両チームのKey Playerが登場。中国では”ディガーの名手”として名高いHigher、2020年3月にディガーが下方修正されてからもその脅威に陰りは見られない。この試合でも見事なディガーさばき。
・Set1Game5:デリバリー入りスケラのミラー対決。Solomanはアーチャー、iSlawはマスケット銃士を採用。ポイズンで後衛を処理できたiSlawが僅差で優りタイブレーカーを制する。
・Set2Game2:実況・海老江「BenZer選手お決まりの"Good Game!"を出しましたが、当人は絶対にあきらめていません」。まったくその通り。
・Set4Game1:試合は競り負けてしまったが、Higherの最後のロイホグを意地で完封しきったiSlawの粘りは最高だった。あきらめの悪いヤツは好き。
・Set5Game1:Solomanはメガナイト主軸デッキのカードの切り方をしながら、隠し持っていたのはバルーン+ディガー。これにはBenZerもお手上げ。
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P.O.Match8: FAV gaming 3-1 PONOS
・Losers'のMatch8は、”日本対決”FAV対PONOS。ともに前日に強豪を破ってこのカードを実現してくれた両チームに、まず感謝。
・Set1:KK、KK、KK。特にGame3は、レギュラーシーズンWeek2 Match11の伏線を思えば、PONOSにとっても難しい戦いだった。そんな重要な試合で2人が攻防を高回転にほぼノーミスでぶつけ合うさまは、まさしく珠玉。
・Set2:ここまでTPDでセット無敗の天GODをけんつめしが破る。天GODはGame1ではウィズ、Game2ではゴレが手札で腐ってしまった。
・Set3Game2:焼き鳥はディガー読みミニペが冴えるが、自分のディガーは再三防衛での使用を強いられる苦しい展開。解説・shun「Match7 Set5のSoloman選手同様、X-Bow Master選手のデッキの読みという部分がずば抜けた勝因です」
・Set4Game1:JACK対KK。試合終了2秒前の大逆転劇。直前の橋前での攻防を制したJACKがそのまま試合をひっくり返した。
・YouTube日本語公式チャンネルの同時視聴者数は、今季最多の2.2万人に達した。両チームの選手たちも死力を尽くしてその期待に応えてくれた。たぶんesportsがあるのは、こういうシーンをみんなで目撃するために。
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+ 試合結果/Results
・Losers'のMatch5,6でFAVとPONOSが揃って勝ち、Match8で”日本対決”が実現した!
・CRL East 2020 SSも、残るチーム数は3。残り試合数は2。5月23日土曜日、全てが決まる。
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+ 順位表/Standings
便宜上「順位表」と名付けたが、順位よりも、各チームの傾向と性格を分析するために作った表。
・KOH最強は77.8%(7/9 Set)で、Talon。
・TPD最強は66.7%(6/9 Set)で、TTG。
・1on1最強は87.5%(7/8 Set)で、W.EDGM。
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+ 個人成績/Player Rankings
当noteでは、その週だけの表と累積の表の2種類を掲載している。
▼P.O.Week2のみ
Playoffs Week2で活躍が目立った選手たち。
・X-Bow Master(FAV)今週6W1L、6クラウン
・Higher(W.EDGM)今週5W2L、5クラウン
・JACK(FAV)今週5W3L、5クラウン
・KK(PONOS)今週5W4L、6クラウン、KOH3タテ
▼通算個人成績(Week1-4 & P.O.Week1-2)
レギュラーシーズンとプレイオフを通算した個人成績。
・ゲーム勝率1位は66.7%で、Higher(W.EDGM)。ゲーム最多勝(25)、最多獲得クラウン(29)は、D.King(TTG)。
・セット別の最多ゲーム勝利は、KOHが15でKK(PNS)、TPDが13でD.King。1v1が同数9で3人、X-Bow Master(FAV)とAUK(TTG)とJACK(FAV)。
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+ 週間MVP(by CRL East China)
・CRL East(中国語簡体字)のサイトが選ぶ週間MVPは、FAVのX-Bow Master。今週Game:6-1、獲得クラウン:6、と大暴れし、チームのLosers'Bracketでの2連勝に貢献した。
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