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「富」のマインド

こんばんは!
「株(カブ)について研究(ケンキュウ)」をしている「カブケン」です。
最近、投資の勉強をしていて出会った、面白かった本をご紹介したいと思います。

「サイコロジー・オブ・マネー」という本です。
最近までは「ウォール街のランダム・ウォーカー」をバイブルとしていました。この本もそれに匹敵するくらい面白かったので、ぜひご紹介をさせてください。


資産形成に重要な考え方


この本の中から、個人的に面白いと感じたことを何点かにまとめて書いていきたいと思います。

1. 投資リスクと運


投資をする上で、リスクは切っても切り離すことはできません。
この本の中で書かれている文を引用します。

リスクと運はドッペルゲンガー、
すなわちお互いの分身のように瓜二つなのだ。

モーガン・ハウセル, サイコロジー・オブ・マネー

非常に面白いワードで、この後に「我々はウォーレン・バフェット」を目指すべきではない!とも書かれており、非常に深いなと思いました。


この文だけでは色々な解釈ができてしまいます。
その曖昧さが「富」のマインドには非常に重要で、「自分で考えろ」というメッセージではないかなとも感じました。(「7つの習慣」でも同じような感想を持ちました。)


私はこの文を読んだときに、「宝くじを買うこと」を想像してしまいました。「買わないと宝くじも当たらない」という言葉があるように、投資も買わなければリターンは得られません。
つまり、「リスクを負わずに得られるリターンはない」「リスクの大きさがリターンの大きさである」と私は受け止めました。


2.  富と豊かさは別物


富(ウェルス)は目に見えない。
それは、使われていない収入のことだ。

モーガン・ハウセル, サイコロジー・オブ・マネー


この本の中でも、題材として収入が増えて使ってしまう人の例が出てきます。
お金を沢山儲けて、そのお金を見栄のために使っている人は「富」を得ていないという表現をされています。


確かにそうだなと思うことがあります、例えば

  • 高級ブランドを身に纏っているけれども、家計は火の車で収入を銀座のクラブで稼いでいます

  • 高級車を買って色々な女性を車に乗せているけれども、全然貯金がなく車のために働いている

  • 不動産投資をして資産何億と言っているが、ローンを払うために残業を長くしている

  • 家賃の高いところに引越しをして、そこそこ収入は高いのに都内の1Kに住んでいる


このような人を実際に見てきましたし、私も例外ではなく
一時期ヴィトンの財布が欲しいと躍起になっていた時もあります。
今では、6,000円程度Amazonで買った財布を使っています。


ほとんどの人を見ていて思うことは、「本当に幸せなんだろうか?」
と思うことはあります。考えようによっては、幸せかもしれません。



ただ使わなくて良いお金を使わずにいれば、もっと楽で時間に余裕のある人生を歩むチャンスを捨ててまで買う必要があったか?と言われると複雑な気持ちになります。



わかっていても、見栄を張りたくなる時、
幸せになりたい、経済的に自由になりたいと思っているにもかかわらず、
自分の見栄などのためにお金を使っている部分はあるなと反省させられました。


3. 世界にはサプライズが潜んでいる


ウォール街のトレーダーですら、想定していなかった事態が起こることが書かれていました。
その想定外の出来事が起こった際に、「どのように対処すべきか?」が投資で明暗を分けるということが書かれています。



リーマンショックなどで5%以上の下落タイミングが市場には沢山あったが、結局投資を続けてきた人が勝ったということが書かれています。
つまり、冷静に対処できた人が勝っているというメッセージだと思います。


この事態を今に置き換えるとどうでしょうか?
記録的な円安、日本のスタグフレーション、米国は金融引き締めなど…
毎日何かしらの指数が、ジェットコースターのように上下に動いております。


もちろん、じっと耐え忍びながら、ドルコスト平均法による積立投資をする方法もあります。ただ盲目的に投資をし続けることによって、もしかすると我々が想像もしなかった結末が将来起こるかもしれません。
米国の株価大暴落、長期のデフレによって、20年の積立投資が1回の暴落で吹き飛んでしまうなど。


大きな変動があることを理解しつつも、その時にどのように対処すべきかを日々考え、「ブラック・スワン」のような事象が起こったときに、何をすべきか?をあらかじめ決めておくことは重要だと思いました。


4. 「別のゲーム」をしているプレーヤーから学んではいけない


上記の文は同書(モーガン・ハウセル, サイコロジー・オブ・マネー)の引用になります。


これも深いお言葉で、長期投資をする投資家は短期トレーダーのアドバイスを聞くべきでないという意味です。
それもそのはずです、投資回収の考え方がまるで違います。



短期トレーダーが数%の勝ちを毎週出すための方法と、長期投資家が数年後に2倍に成長させてから売却するという方法では、まるで投資のやり方・勝ち方が変わってきます。


もちろん学ぶことは非常に重要だとは思いますが、
違う投資ルールで動いている人たちのアドバイス通りに動いてしまうと、
後々大変なことになってしまうかもしれません。



本書では、「自分の投資ルールを書き出すこと」が推奨されています。
自分のルールを言語化できれば、色々な情報に惑わされずに投資ができるようになります。
実際に私も言語化をすることで、色々と自分の中の売買ルールが曖昧だったところなどを見直す良い機会になりました。ぜひやってみてください!



長々と書きましたが、これ以外にも沢山良い内容が書かれています!
ぜひ、本書を読んでいただけるとお金の考え方をアップデートできるのではないでしょうか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



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