仮想通貨お勉強シリーズ : DeFi
仮想通貨関連技術はよくわからないという気持ちから、少し怖いイメージがありました。
ただ勉強するうちに、結構面白い考え方だなと思い知らされました。
もちろんリスクなしで万全というわけではありません、しかし「利用者にとって確かにメリットになることもある」ということがわかってきました。
参考文献
今回はDeFiを勉強するにあたり、こちらの本を利用しました。
詳細が知りたい方は、よかったら見てみてください!
DeFi = Decentralized Finance = 分散型金融
DeFi 読み方は「ディーファイ」らしいです。
イメージを掴んでいただくために、現在の金融の仕組みと比較した表がこちらです。
つまり「国も銀行も介入してこない」「銀行等の費用なしに取引ができる」ことが特徴と理解しました!
これだけだとメリット・デメリットが分かりにくいですが、本の中でまとめサイトが紹介されていました。
この記事では、「現在の世界」をCeFi(Centrilized Finance, 集中型金融)と表現していました。記事の中程でDeFiとCeFiを比較していますので、興味がある方は見てみてください!
DeFiで出来ること
1. レンディング
DeFiでも、今まで同様にお金を貸すということができます!
本書で紹介されていた取引所のリンクを参考までに貼っておきます
(取引所:Compound)
同じ「お金を貸す」について、DeFiだと何がいいのか?というと、
DeFiの世界ですと、銀行などを仲介しなくてよいため、貸し手も借り手も利子の恩恵を多く受けることができます。
つまり「銀行よりも高い金利で、レンディングができる」ということになります。管理手数料が大きい投資をする場合は、DeFiでレンディングをすると利益を大きくできる可能性があります。
この他にも、流動性マイニング・イールドファーミングという貸付金利で儲ける方法が紹介されています。気になる方はぜひ調べてみてください。
2. 仮想通貨の取引
面白いことは、仮想通貨間(イメージ:Bitcoin と Ethereumの交換)もできるようです!
難しい技術が使われているようですが、詳細な技術(AMM:Automated Market Maker)という仕組みが使われているみたいですが、ここでは内容は割愛します。
重要なことは、「取引をプログラミングのアルゴリズム通り取引をする」もっと簡単にいうと「決まった処理で取引をする」ということです。
このアルゴリズムを利用者同士の投票によって決めていくという仕組み(本当に利用者が取引のルールを決めていく)という点が正に分散型で動いていて面白いと思いました。
3. ステーキング
仮想通貨の定期預金のようなものでしょうか?
一定期間仮想通貨を預けることで、収益を上げる仕組みです。
正に利息をもらう感じですので、極めれば色々な収益構造をとることができると思いました。
この仕組みを理解するためには、
Proof of Work(PoW)&Proof of Stake(PoS)という用語理解が必要になります。
Wikiリンクを埋め込んでおきますので、知りたい方はぜひ!
4.ガバナンストークン
冒頭DeFiは、プラットフォーム上で取引をすると書きました。
そして仮想通貨取引のところで、取引ルールで自動的に処理をするということも書きました。
「プラットフォームのルールを投票で決める権利」という考え方が出てきて、その投票権の取引通過がガバナンストークンになります。
完全に我々が投票で、プラットフォームルールを作るという意味で面白く、DeFiの資金調達方法になっているということも特徴です。
何もかもが今までの銀行と異なり、利用者が主体的に銀行のような仕組みを作り上げていくということで、色々なリスク(詐欺・ポンジスキーム)がありそうではあるものの、こんな世界があるといことも知っておかないといけないなと思いました。
世界の動向
この本では、リスクや世界動向も書かれておりました。
世界動向については、「既存システム(税金や法律)とどう整合をとっていくのか?」ということが主体だったように感じます。
ただDeFiは、すでに国の垣根を超えており、今までのルールで動いていないような気がしています。
それを既存のシステムで取り締まっていくことにどれほどの意味があるかは私には分かりません。
ただ国などが取り締まりをしていないが故に、詐欺なんかも多く発生しているのも事実だと思います。新しい仕組みで非常に素晴らしいと思う反面、よく理解しないで大きなミスを犯してしまう可能性も十分にあると感じました。
最後に
DeFiの日本における取り締まり動向を見ながらも、この仕組みをどのように活用すればいいかを考えていくことは重要だなと今回思いました。
どんどん新しい技術が出てきており、キャッチアップしていくことも大変ですが、変なところで損をしないためにも勉強を続けないとダメだなと実感をしました。
今度は、DAO・NFTと言葉は知っているけれども、実際何ものを勉強していきたいなと思っております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!