株式投資は「伸び代」を見極めろ!
今買うべきか?今売るべきか?
株式投資の売買について議論をする際に「どのタイミングで個別株を売買するか?」は、個別株投資をする人全員が向き合うことが求められる問題です。
投資をする人の集まりに参加をすると必ず出てくる質問として「今買うべきか?」「今売るべきか?」を必ず聞くことになります。個人的な感想としては、「今買うべきか?」「今売るべきか?」という質問に答えを求めている時点で、ナンセンスだなと思っています。なぜなら「なぜ投資したのか?」の説明ができないことを暴露しているようなものだからです。
投資には時間がかかる
投資は、利益を得るために事業に資金を投下する行為です。つまり「事業に資金を投下した結果、投下した資金以上の利益を得ることが投資の目的」だと考えています。
とするならば、資金投下前の事業(投資前は)はまだ「伸び代」がある状態といえます。「伸び代」は、「新しく始める事業」かもしれませんし、「市場における既存事業の評価が低い」可能性もあります。
「伸び代」の内容は投資する人によって違うと思いますが、少なくとも現時点では「伸び代」があるため、将来的「伸び代」を回収するつもりで投資をしているはずです。つまり、ケースによって期間の違いはあっても、投資をするからには目標に到達するまで待つことが必要になってきます。
「伸び代」がわからないから不安
その企業の「伸び代」がわからない人は必然的に「いつが買い時なのか?」「いつ売ればいいのか?」がわからなくなってしまいます。
結果的に株価は時価で取引をされますから、「いつ株価がさがるのか?」「このまま株価が上がり続けるのか?」「いつ株価が下げ止まるのか?」といった不安を駆り立て、常に株価チャートをみながら不安になることになります。
逆に「伸び代」がわかってさえいれば、売買のタイミングを見極めることができます。
「伸び代」から売買を判断すべき!
投資をする企業の「伸び代」がわかっている人は、定期的な確認作業で売買判断することができます。具体的には、伸び代の内容・達成度・期間・リターンの4つを見ればよいことになります。
例えば、伸び代の内容が「新規事業の立ち上げ」であれば、
「どれくらい達成しているのか?」
「どれくらいの期間で立ち上がるのか?」
「リターンがどれくらい見込めるのか?」
を考えることになります。
本当に新規の事業立ち上げであれば、直近は10%~20%の達成とするならば、数年かけて市場にでていくことは覚悟できると思います。数年で投資リターンは何倍になるか?といったことを考えることができると思います。
逆に既にリリースをしているサービス・商品であれば、80~90%の立ち上げを達成しているので、あと数ヶ月で市場が飽和するか、投資リターンで何パーセント上昇するかを考えることになると思います。
最終的には予想をした投資リターン・期間を基準に、売買のルールを決めることができれば、そのタイミングが来た時点で売買をするだけの作業になるはずです。
ぜひ投資をする前に企業の「伸び代」を考えてから、株式投資をエンジョイしていただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。