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国王個文書

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詩のようなもの。
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2014年10月の記事一覧

炭酸の歌 1

炭酸の歌 1

ぷちん。とボクがハジけると

お口の中がサワヤカさ

ぷちん。とボクがハジけたら

心の中までサワヤカさ

ぷちん。とボクがハジけても

飲んでくれなきゃ サヨウナラ。

崩壊する世界

崩壊する世界

少しずつ 崩壊する世界

それは ぼーっと生きていたら

いよいよもって足元が崩れるまで気がつかない

いや 怖くて気づかないふりをしている

めんどくさいから?

どうでもいいから?

いや あなたは 怖いから知らん顔しているだけだ

勇気の問題でも

根性の問題でもない

愛を持って生きているか

たどり着くのは その一点かもしれない

世界への愛

他人への愛

子供への愛

自分への愛

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あたしは底に沈み溺れていこう

あたしは底に沈み溺れていこう

溺れそうなのかもしれません

息が詰まっているような

いや しかし 

ゆったりと沈んでいくような

どこまでも底に向かってしずんでいくような

いや しかし

あたしという個がいっこうに消える気配もなく

ただの思い過ごしなのだと思うのだけれど

個体としてのあたしはそのままに

目に見えない部分のあたしという定義が

どんどん拡がっていく

それに反比例して世界という定義が

どんどん曖昧に

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