意外と少数派?「ていねいな仕事」を実践したら素敵な経験につながった
私は「ていねいに仕事する」ことを重視しています。「そんなの当たり前じゃん!」という声が聞こえてきそうですが、ていねいな仕事を継続する人は意外と少ないのではないかと感じます。
ていねいに仕事する人は少数派?
私は、法人オウンドメディアでの執筆がメインのライターです。今年で4年目になります。ご担当の方が口をそろえておっしゃるのは「ていねいに書いてくれて助かる」です。
自分でも記事の質を重視しているため、そのように評価していただけることは嬉しい限りです。しかし、自分の中では「当然のことをしているだけ」とも感じます。ていねいな記事を書くライターは、少ないのでしょうか。
また、私の過去の経験からも、「ていねいな仕事」を実践する人は多くないと感じます。
ていねいに仕事したら、副社長から感謝された
不動産賃貸事業者のコールセンターにて、入居者の窓口担当をしていたときのことです。
お客さまは外国籍の方で、日本語があまり得意ではありませんでした。私にはオーストラリアに2年間滞在した経験がありますが、母国語以外の言葉で電話することは想像以上に大きなストレスです。
できる限り簡単な言葉で、一つ一つていねいに案内することを意識しました。何度かやり取りをして、お客さまの入居が無事に完了。後日、お客さまからコールセンターへ、感謝のお手紙とお菓子をいただきました。
お客さまからの贈り物について本社の副社長の耳に入り、副社長からも感謝のメールをいただきました。当時の私は派遣社員。「副社長から個別にメールをいただけるなんて…」と、とても驚きました。
お客さまがわざわざ贈り物を送ってくださったということは、やはり、電話口で塩対応されることが多かったのではないでしょうか。
このような出来事があると、自分のモチベーションアップにつながりますし、社員さんとの信頼関係構築にも貢献しますね。
ていねいに仕事したら、オーストラリアでも表彰された
ていねいな仕事は、海外でも評価されるようです。私がオーストラリアのストロベリーファームで働いていたときのこと。
日本の温室育ちのイチゴは、形が整っているものがほとんどですよね。しかし、オーストラリアのファームでは広大な土地に栽培されていて、出来が悪いものもたくさんあります。
良いイチゴと悪いイチゴに分けながらピッキングするのが、私の仕事でした。
報酬は出来高制なので、速くできなれば稼げません。そのため、ほとんどの人はスピード重視でした。
そんなある日、マネージャーにメッセージを見せられました。
ピッカーが積んだイチゴは工場に運ばれ、チェッカーが中身をチェックします。その際に、私のトレーの中に販売NGのイチゴが一つも入っていなかったため、マネージャーへ連絡が入ったそうです。
後日MTで表彰されて、お菓子をいただきました。
大きなファームに100名ほどのピッカーがいましたが、ていねいな仕事をしていた人は多くなかったようです。
この日を境に、オーストラリア人のマネージャーがたくさん話しかけてくれるようになりました。
ていねいな仕事を続けると、人から信頼される
ていねいな仕事を続けると、周りから信頼されます。当たり前のことかもしれませんが、実践している人は多くないのではないでしょうか。
私の過去の経験からも、ていねいさが仕事へ良い影響を与えることは明白です。これからもていねいな記事を書くライターとして、成長したいと思います。