日本語の魅力とは?|僭越ながら、ライター歴3年の新参者が語ってみた
みなさんは、日本語が好きですか?私はとても魅力的な言語だと思います。今日は、私が考える日本語の魅力についてお伝えします。
主語だけで、その人の個性が分かる
日本語は一人称が豊富です。
わたし、あたし、わたくし、あたい、あちし、うち
僕、俺、おいら、拙者、それがし、わし、自分、俺様、わて、おいどん…
一体、何種類あるの??といつも思います。「わたくし」は上品、「あたし」は活発、「おいら」はお調子者、「拙者」はお侍さん…など、一人称だけで、その人の個性をなんとなく読み取れますよね。
日本では大人から子どもまでアニメを楽しみますが、一人称の豊かさがキャラクターの個性作りを手助けしているのではないでしょうか。
英語では基本的に「I」だけですよね。日本語の一人称の豊かさは日本語ならではの魅力です。
漢字・カタカナ・ひらがなをカスタマイズできる
私がライターだからということもありますが、3種類をカスタマイズできるので「視認性」を工夫できるんですよね。
たこやき
たこ焼き
タコヤキ
どれも「たこ焼き」ですが、表記によって印象が変わります(私はたこ焼きの表記が好きです)。
擬音語・擬態語が多く、状況が伝わりやすい
擬音語や擬態語が豊富なことも、日本語の魅力の一つです。「ピョンって跳ねて、ドンってなって、バタンって音がしたんだよね」のように、「何が」と言われなくても何となく光景が頭に浮かびます。
言葉だけなのに「どんな状況かが伝わるって」すごいと思いませんか?
方言のバリエーションが豊か過ぎる
地域によって全く異なる言葉が存在することも、日本語の面白いところです。また、言葉だけでなく、地域ごとに異なる文化が存在することは日本自体の魅力ですよね。
独特なアクセント
日本語が流暢な外国籍の方でも、アクセントによってネイティブかどうか分かってしまいます。つまり、日本語におけるアクセントは重要ということです。
英語のアクセントは「一部分を強調する」ことですが、日本語のアクセントは音の高さです。
例えば、「interesting」は最初の「i」にアクセントを置きます(イ(強)ンタレスティング)。一方、「面白い」は「お↓・も↑・し→・ろ↑・い↓(「ろ」が最も高い)」こんなイメージで音の高さを変えていませんか?
これを座学だけで身に付けることは不可能です。個人的に、母国語でない方が日本語のアクセントをマスターすることは、かなり大変ではないかと感じます。
コスパが良い
私は英語を勉強中なのですが、英語を話すと舌が疲れますし、息切れします(笑)日本語は、あまり口を動かさずに、使用する息も少量で済み、大変コスパが良い言語です。
結論:日本語は素敵な言語
ざっと考えただけでも、日本語の魅力はたくさんあります。「日本語の乱れ」がしばしば話題にあがりますが、それも日本語の柔軟さゆえのことなのかもしれません。
表現豊かで素敵な言語を母国語に持ったのですから、その魅力を長く引き継いでいきたいものですね。