司書のためのミニトリップ〜角川武蔵野ミュージアム〜
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たった2時間でも充実したひと時を過ごせれば、きっと明日の図書館業務も頑張れるはず。
実はシフト勤務で働く事も多い私たちが数時間でリフレッシュできる小さな旅、それが司書のためのミニトリップ。
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「散歩の達人」という雑誌が大好きで、さんたつを読みながら仕事の前後に気分転換できる小さな旅を幾度となく繰り返してきました。
いつかnoteにもその記録を記したいと思いつつ、いざ執筆しようとすると「これは、ネタバレになってしまうのでは?」と思い悩み、ネタバレにならないように書こうとすると味気ない文になってしまいの堂々巡り。なんとか投稿できる形にはなりましたが、執筆に時間をかけた割にお見苦しい点も多々あるかと思います。
本テーマでの初投稿ということで暖かく見守って頂けると幸いです。
さて、今回降り立ったのは武蔵野線の東所沢駅。立川駅等をはじめとした首都圏の主要駅からアクセスしやすく、ミニトリップにはちょうど良い。改札を抜け、閑静な住宅地の中を約10分ほど歩くと見えてくるのが角川武蔵野ミュージアム。
角川武蔵野ミュージアムはところざわさくらタウンという複合施設内にあり、施設内でお茶やお食事ができるのが嬉しい。まずは「手打ちうどん さわいち&サクラブルワリー」で腹ごしらえ。
存在感ある茄子と豚肉の甘辛いつゆに負けない噛みごたえのあるうどんは、食事中の数十分で顎が鍛えられそうな勢い。ごちそうさまでした。
その土地のものを十分に楽しんで向かったのが、角川武蔵野ミュージアムのマンガ・ラノベ図書館。
驚いた事にマンガ・ラノベ図書館には、子どもたちがたくさん!よみきかせ会も開催されており、なんだか学校図書館のような雰囲気。
というのも、館内にはつばさ文庫や児童書がたくさん並んでいるから。みんな楽しそうで微笑ましい。
気になるラノベの配架は、著者ごとの棚見出しから探すタイプ。どこか本屋さんに近い感じもあったけれど、書架自体に長さがあるので長大作も整然と収まっていたのが印象的。
光の差す屋根裏部屋で本を読むようなワクワク感と心地良い空間を後にし、楽しみにしていた本棚劇場へ。
足元から天井まで所狭しと並べられている本棚劇場の本は“昭和を生き抜いた4人の文化人による寄贈本”と入口に紹介文が掲げられていました。さらにその近辺に郷土資料が配架されていたのも面白くてつい見入ってしまった。
こちらの書架に文ストのプロジェクションマッピングが映し出されたのですが、文ストを詳しく知らない私からすると中島敦が本棚上に映し出される様子はなんだか隔世の感がありました。
角川武蔵野ミュージアムといえば本棚劇場というイメージが強かったのですが、本棚劇場へ向かうまでの道中に広がる松岡正剛さん監修の本の街がとても楽しかったな。
館内は写真撮影OKの場所も多いので、普段写真を撮らない私も気がつけば何枚も撮影していました。それほど本の魅せ方が興味深かった。
最後に令和神社を参拝。
次は御朱印帳を携えて丸一日ゆっくり来ようと思いつつ、今回のミニトリップは終了。
配架のヒントをたくさん得られた数時間となりました。
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