さくら

平成生まれ・ゆとり世代の現役図書館司書。「司書として当たり前になった日常をちょっと楽しく。気楽に現場と図書館情報学を知る」をテーマに、司書と司書を目指す方向けのライフスタイル記事を綴っています。 ※更新日は2023年より不定期となりました。

さくら

平成生まれ・ゆとり世代の現役図書館司書。「司書として当たり前になった日常をちょっと楽しく。気楽に現場と図書館情報学を知る」をテーマに、司書と司書を目指す方向けのライフスタイル記事を綴っています。 ※更新日は2023年より不定期となりました。

最近の記事

司書の相棒、ブックトラック。

今日、仕事中にうっかり「ナナメ君を1台お願いします」と口走ってしまった。油断してつい心の声が漏れ出てしまった。 ナナメ君とは3段斜めのブックトラックのことで、他にも日頃からブックトラックにあだ名を付けてひっそり心の中で呼んでいる。 水平1段のタイラさん、水平3段のみどりのおばあちゃん、両面斜め3段のブーツくんなど。 前置きが長くなりましたが、ブックトラックとは図書を運搬するために使う手押し車のようなものです。図書館に行くと返本台という名前が付いていたり、作業中の司書の方が

    • もぐら、耳がとげとげしてるうさぎ、頭に小鳥の巣(?)があるねこ...NACSIS-CATのホームページ等で見かけるあのキャラクター達、なんていう名前なんだろう? ↑毎日疑問に思いつつ早10年

      • 司書による司書のための推し本 vol.1 「羊皮紙の世界」/八木健治

        「司書おすすめの本」と冠した読み物は巷にたくさん溢れているけれど、なかなか司書の仕事に役立つ本で軽やかな気持ちで読めるようなワクワクする本って見つからないものだ。 私の経験によるところでは、休憩時間や休日に読むにはいささか学術的過ぎるかな?といった内容に巡り合うことが多いように思う。 その中でも、一筋の光のように「司書業務にも役立つうえに自分の心にも潤いを与えてくれる...!同じ業務に励む方にもこんな素晴らしい本があることを伝えたい...!」と思える類稀な1冊に出逢えるこ

        • コーディングマニュアル沼

          どこの図書館もそうだと思うけれど、年度初めは繁忙期。気がつけばGWも過ぎ、もう6月も中旬が見えかかっている。 私の主たる業務は雑誌目録と受入なので、特にこの繁忙期の間は出会いと別れの連続で、初めて受け入れる雑誌タイトルと受入中止になった雑誌タイトルの各種業務に追われていた。 特に今年は初めてお目にかかる雑誌が多くて、久々にコーディングマニュアルを改めて読み込む事が多かったのですが、改めて思う。 「いやぁ、なんだか小難しい...みんな読んでて辛くないのかなぁ、、、こんなアホ

        • 司書の相棒、ブックトラック。

        • もぐら、耳がとげとげしてるうさぎ、頭に小鳥の巣(?)があるねこ...NACSIS-CATのホームページ等で見かけるあのキャラクター達、なんていう名前なんだろう? ↑毎日疑問に思いつつ早10年

        • 司書による司書のための推し本 vol.1 「羊皮紙の世界」/八木健治

        • コーディングマニュアル沼

          司書のための実務に役立つ本5選🌸学校図書館編

          間もなく4月ということで、これから司書課程取る学生さんや期待を胸に学校司書として働く方もいらっしゃるかと思います。 学校司書として1人で働き始めたばかりの頃は、慣れない業務ひとつひとつに緊張していて「私だって業務に役立つブックリストとかパスファインダーが欲しいんだよ〜」といつも心の中で嘆いていました。 そんな経験を元に、すぐに実務に活かせるという観点から学校図書館勤務の方におすすめの5冊をご紹介したいと思います。 私が学生の頃から読み続けている本もあるので、これから司書

          司書のための実務に役立つ本5選🌸学校図書館編

          司書のためのミニトリップ〜角川武蔵野ミュージアム〜

          -ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー たった2時間でも充実したひと時を過ごせれば、きっと明日の図書館業務も頑張れるはず。 実はシフト勤務で働く事も多い私たちが数時間でリフレッシュできる小さな旅、それが司書のためのミニトリップ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「散歩の達人」という雑誌が大好きで、さんたつを読みながら仕事の前後に気分転換できる小さな旅を幾度となく繰り返してきました。 いつかnoteにもその記録を記したいと思いつつ、いざ執筆しようとすると「これは

          司書のためのミニトリップ〜角川武蔵野ミュージアム〜

          エッセイ:司書の仕事を続けていられる理由。

          先日、仕事を早退してしまった。 職場でなぜか冷や汗が止まらなくなり、上司や同僚に甘え、家に帰って休むことにした。 思い返せば大学図書館勤務では、この3年間の間にコロナ禍・CAT2020・NACSIS-CATのリニューアル等の大きな変化が続いた。 大きな変化には、従来の共有事項を見直して再定義したり、新たな認識の共有を図る事が付きものだ。自分が思う以上にこの3年間は当たり前にこなしている業務について考えたり、説明する場面が多かったのかもしれない。 繁忙期なのに早退してしま

          エッセイ:司書の仕事を続けていられる理由。

          あの資料との出会い

          ---あの時、あの資料と出会えたから今がある。 業務で忘れられない図書館資料との思い出を語るページです。今回は『時の法令』。 2022年が終わり、年度末が近づいてくると今年度に終刊処理をしたタイトルが思い起こされます。 ここ10年でやはり雑誌社会でも実生活と同様に少子高齢化や物価高騰の波を感じているのですが、中でも昨年廃刊にショックを受けたのが『時の法令』です。 時の法令はその名の通り、法令解説に関する内容を取り上げていた雑誌です。古くから刊行されてきた歴史ある雑誌とい

          あの資料との出会い

          配架、どうしてる? ライトノベルの配架編

          ✳︎司書を悩ます配架について、経験や思いを語るページです。今回はライトノベルの配架について。✳︎ ライトノベルの配架って難しいですよね。 私が考えすぎなのかもしれませんが、学校図書館で勤務していた頃はラノベの配架について情報交換しづらい雰囲気をどこか感じていました。 皆さんどのように配架されていらっしゃるんでしょうか。 学校司書時代を振り返ると、ライトノベルの配架を通じて色々と学ぶ事がありました。 ライトノベルは学校図書館の選書に含めるか含めないか論争の一方で、生徒から

          配架、どうしてる? ライトノベルの配架編

          年頭所感 ◎開始のひとこと

          あけましておめでとうございます。 今「雑誌を発刊する時ってこんな感じなんだろうか」と静かなスタートを肌で感じています。 早いものでnoteを始め、1年が経ちました。 この1年間手探りで数本記事を書いてみて、今後書いていきたいテーマがようやく定まってきました。 つきましては、この記事を皮切りに「司書として当たり前になった日常をちょっと楽しく。気楽に現場と図書館情報学を知る」をテーマとして、記事の更新を開始します。併せて、クリエイターページを更新いたしました。 これまで毎月

          年頭所感 ◎開始のひとこと

          司書の靴事情

          司書ってよく黒のナースサンダルを履いている。色んな職場で働いてきた中で「業務中は黒のナースサンダル推奨」と言われたこともあったし、確かに履いている司書の方をよく見かける。 今の職場は比較的服装の自由度が高いこともあって、業務中に靴を履き替えなくなってしまったのですが、この間図書館業務にぴったりの靴を見つけました。 その名も無印良品の「かかとが踏めるスニーカー」。 パッと見パンプスなので、綺麗めの服装にも合うし、サンダルと違ってつま先が出ないので、靴下も見えず足が冷えにく

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