スマホを見ると視力が悪化するのは事実か
「一日中スマホなんかさわらないでそとで遊びなさい」なーーんて、子供に言い聞かせている親がこの世には溢れるほどいることが想像される。しかし、本当にスマホを見ると視力は悪化するのであろうか。
視力悪化の原因は主に
ブルーライト55.2%
長時間近くでモノを見続ける48.1%
ドライアイ40.9%
がある。
ブルーライトは目に見える光の中でも非常に強いパワーを持っているため、目の角膜や水晶体を透過して網膜まで直接届いてしまい網膜が傷付き視力低下を招く。
もちろんブルーライトにもメリットはある。
朝日を浴びることで体内時計のずれをリセットしてくれるのである。
近くのものをを見る際は目は副交感神経を優位にしようとする。一方、趣味や仕事でスマホやパソコンを使うときにはからだが自律神経が優位になろうとする。この目とからだの鬩ぎ合いが無理に続いてしまうと自律神経に乱れが生じ視力悪化の要因となる。
ドライアイにより目の表面がでこぼこしていると、光が乱反射して目の中に入ってくるため、視界がぼやけることで実用視力が低下してしまう。
ストレスが原因で視力悪化する場合もあるということから、良質な睡眠をとることが必要だ。そのためにも網膜を傷つけるだけではなく、ホルモンバランスを崩し睡眠の質をも低下させるブルーライトの浴びすぎも避けたい。
したがって、「ブルーライト」「長時間近距離のものを見る」「ドライアイ」という3つの視力悪化要因をかねそろえたスマートフォンは視力の観点からみると最低最悪な道具であることがわかる。使用はブルーライトカット昨日を利用する、遠くを見る時間をもうける、意識してまばたきをすることなど、視力悪化要因を潰す意識をもって使用したいところだ。
第二次世界大戦時のパイロット坂井三郎は星をみまっくて視力を鍛えたんだとか。